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NY外為市況=ドル・円は狭い範囲でのもみ合い

2017年03月21日(火)05時53分

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日本時間午前5時50分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  112.54 - 0.16 (- 0.14%) 112.90 / 112.46
ユーロ・ドル 1.0742 + 0.0004 (+ 0.04%) 1.0777 / 1.0725
ポンド・ドル 1.2358 - 0.0038 (- 0.31%) 1.2436 / 1.2335
ドル・スイス 0.9987 + 0.0005 (+ 0.05%) 0.9991 / 0.9957
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<きょうの材料>
主要な指標発表は無し。
エバンス・シカゴ連銀総裁
・今年2度か3度の利上げを支持。
・利上げは測中央値(年内あと2回)通りに展開するだろう。
・ファンダメンタルズは極めて良好。
・賃金には一段の改善の余地。
・現在のところ不透明感は極めて高い。
・インフレ率は2018年までに2%に上昇。
・一時的な2.5%のインフレなら目標と整合する。
・ドル高がインフレを抑制した。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
・FF金利引き上げの前にバランスシート縮小を。
・労働市場は完全には回復していない。
・労働市場の改善を待つ余地がある。
・インフレと賃金は警鐘を鳴らしてはいない。
・財政政策を考慮しての経済見通し変更は行っていない。
・経済指標は横ばいであり、利上げ急ぐ必要ない。
・FOMCのインフレ予測は過去5−6年当たっていない。
・インフレ期待は引き続き抑制。
・バランスシート縮小のプロセスを急ぐ必要はない。
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
消費者物価指数(2月)18:30
予想 0.4% 前回 -0.5%(前月比)
予想 2.0% 前回 1.8%(前年比)
予想 1.8% 前回 1.6%(コア・前年比)
生産者物価指数(2月)18:30
予想 % 前回 1.7%(仕入・前月比)
予想 % 前回 20.5%(仕入・前年比)
予想 0.4% 前回 0.6%(出荷・前月比)
予想 3.8% 前回 3.5%(出荷・前年比)
予想 % 前回 2.4%(出荷コア・前年比)
小売物価指数(2月)18:30
予想 % 前回 -0.6%(前月比)
予想 2.8% 前回 2.6%(前年比)
予想 3.1% 前回 2.9%(除くモーゲージ利払い・前年比)
【米国】
経常収支(第4四半期)21:30
予想 -1286億ドル 前回 -1130億ドル
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 きょうのNY為替市場でドル・円は112円台半ばでの狭い範囲でのもみ合いに終始
した。全体的にはドル売りの動きは一服していたものの買い戻しのムードは盛り上がら
ず上値は重い。米国債利回りが低下していたことも圧迫した模様。
 先週はFOMCメンバーがタカ派な見方を示さなかったことから失望売りが強まった
が、115円台の完全回復を見込んでいたロング勢も先週の動きで一旦モメンタムを
失ったようだ。
 週末のG20財務相・中央銀行総裁会議では、トランプ政権の抵抗が強かったのか反
保護主義の文言が削除された。しかし、為替に関してはこれまでの合意を踏襲する形で
日本も、過度な変動や無秩序な動きに反対する文言を残すことに成功したようだ。た
だ、為替市場の大きな反応は特に無く、先週のFOMC後の流れを続けている。
 きょうはシカゴ連銀総裁や、先週のFOMCで利上げに反対票を投じたミネアポリス
連銀総裁、そして、フィラデルフィア連銀総裁の発言が伝わっていたが、あと3回の利
上げの可能性を否定しなかったものの、インフレ率が目標の2%をやや上回ることを許
容する考えも示し慎重姿勢を堅持している。
 112.50円を割り込むようだと短期筋のショートカバーも出るようだが、一方で
113円台に接近すると売りオーダーも並んでいるようだ。
 一方、欧州通貨も軟調でユーロ・ドルは一時1.07ドル台前半に伸び悩んでいる。
特段の材料もない中、先週の上げからの利益確定売りが出ていたようだ。
 ただ、先週のFOMC以降、ユーロ・ドルはリバウンドの動きを加速させている。市
場には欧州の政治リスクやトランプ大統領の経済政策から、年内にパリティ(1.00
ドル)を見込んでいた向きが多かったが、ここにきて一旦その見通しを後退させる動き
も見られるようだ。
 ドル売りも然ることながら、ユーロ自体の上げを見込む向きもいる。背景はECBの
利上げ観測だ。ECBは火消しに回っているが、量的緩和(QE)終了前に政策金利を
引き上げるとの観測が根強い。
 また、金利市場では現在マイナス0.4%に設定しているECB預金金利の引き上げ
を織り込む動きも出ているようだ。2018年1月までに0.1%、同年5月までに
0.15%、同年8月までに0.20%の利上げを織り込む動きが出ている。
 ポンドもきょうは軟調に推移し、ポンド・ドルは一時1.23ドル台前半まで下落す
る場面も見られた。
(みんかぶ)