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NY外為市況=ドル・円は一時108円台

2017年08月12日(土)05時40分

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日本時間午前5時39分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.17 - 0.03 (- 0.03%) 109.40 / 108.74
ユーロ・ドル 1.1824 + 0.0052 (+ 0.44%) 1.1847 / 1.1749
ポンド・ドル 1.3013 + 0.0036 (+ 0.28%) 1.3031 / 1.2940
ドル・スイス 0.9619 - 0.0007 (- 0.07%) 0.9639 / 0.9584
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<きょうの材料>
【米国】
消費者物価指数(7月)21:30
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.0%(前月比)
結果 1.7%
予想 1.8% 前回 1.6%(前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.1%(食品エネルギー除くコア・前月比)
結果 1.7%
予想 1.7% 前回 1.7%(食品エネルギー除くコア・前年比)
※ニュース・発言
トランプ大統領
・北朝鮮については非常に注意深く見ている。
・米国と同盟国に行動すれば後悔するだろう。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
・なぜ、現段階で景気を冷やす必要があるのか。
・指標は自身の見立てを支持している。
・インフレが低下した原因について確かな証拠は持っていない。
・労働市場で我々が想定していた以上にスラックがあったのかもしれない。
・仮想通貨は米ドルの実際の競争相手にはならない。
・バランスシート縮小に驚きはない。
トランプ大統領が14日にワシントンに日帰りを計画
 政治メディアのポリティコによると、トランプ大統領が14日にワシントンに日帰り
を計画していると伝えている。ニューヨーク市警務当局の最新スケジュールに基づいて
報じた。大統領は当初、13日夜にニューヨーク入りし、2日間の日程で会議を予定し
ていた。今のスケジュールでは14日朝にワシントンに戻り、その日の夜に再びニュー
ヨーク入りすることになっているという。ちなみに、8月15日は北朝鮮では日本によ
る植民地支配が終結した日として祝日になっている。ワシントン時間の14日の夜はア
ジアでは15日の午前になる。
カプラン・ダラス連銀総裁
・今年のGDPは2%を少し上回るペースで成長。
・バランスシート縮小を始めるのが健全。
・赤字を伴う減税には懸念。
・資金の国内還流が設備投資を押し上げるかは疑問。
・テクノロジーの破壊的想像が企業の価格決定力を低下させ、技能不足を拡大させてい
る。
・インフラを改善させる余地が多くある。
・欧州経済は昨年より改善。
・中国の6.5%成長は持続不可能の可能性も。
・今年2回の利上げを強く支持していた。
・インフレ目標達成の確証をもっと得たい。
・今は辛抱強くいたい。
・恐らく思われているほど現状は緩和的ではない。
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<月曜日の材料と事前予想>
【日本】
GDP・1次速報(第2四半期)8:50
予想 0.6% 前回 0.3%(前期比)
予想 2.5% 前回 1.0%(前期比年率)
GDPデフレータ・1次速報(第2四半期)8:50
予想 -0.5% 前回 -0.8%(前年比)
【中国】
小売売上高(7月)11:00
予想 10.8% 前回 11.0%(前年比)
予想 10.5% 前回 10.4%(年初来・前年比)
鉱工業生産(7月)11:00
予想 7.1% 前回 7.6%(前年比)
予想 6.9% 前回 6.9%(年初来・前年比)
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 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となった。朝方発表の米消費者物価(CP
I)が予想を下回る内容だったことがドルを圧迫した。年内の米利上げ期待が後退し、
CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは年内の利上げ確率は
36%程度まで下がっている。前日は47%程度だった。
 とはいえ、コアCPIは小幅ながらも4ヵ月連続で前月比増加しており、前年比では
1.7%を維持している。利上げが全くできないというほどの弱さでもなく、この先の
指標を更に確認したい面もある。
 先週の米雇用統計が強かったことからムードに変化も期待されたが、北朝鮮問題など
でリスク回避の雰囲気も広がり、今週のドルは上値の重い展開となった。きょうのCP
Iの発表がダメ押しとなりドル反転への期待は一旦完全に後退している。
 ドル・円は一時108.75円付近まで下落する場面も見られた。米株が反発してい
たことでそれ以上の下げはなかったが、ポイントとなっていた108.80円水準を一
旦下回っている。108.80円水準を完全にブレイクするようであれば、4月に付け
た年初来安値108.15円付近が視野に入る。
 一方、ユーロ・ドルは買戻しが強まった。ロンドン時間の1.17ドル台半ばから
1.18ドル台を回復した。一時1.1845ドル付近まで上昇。
 ユーロ高についてECBも頭を悩ませているものと思われる。1.20ドルを超えて
ユーロ高が進むようであればインフレ見通しに確実に影響する。景気回復の兆候が強
まっており、それをもってECBは出口戦略に乗り出そうとしている。しかし、インフ
レに関しては期待が高まりそうな気配はない。米国もインフレ鈍化傾向が見られている
が、ユーロ圏も歩調を合わせるように同様の傾向が見られている。
 現段階ではECBが具体的にユーロ高是正に何らかの行動を取るとの見方は少ない
が、秋にも言及すると見られている出口戦略が市場の期待よりも緩やかな可能性は留意
される。現在の市場のコンセンサスは、現状の月間600億ユーロのペースでの資産購
入を年内まで続け、来年の上半期は月間400億ユーロに購入ペースを縮小することが
コンセンサスとなっている。
 ポンドも上昇し、ポンド・円は200日線が控える142円ちょうど付近まで戻して
いる。前日は200日線を割り込む動きとなり下値警戒感も強まっているが、来週以降
の動きが注目される。
 来週は英重要指標が目白押しとなる。英消費者物価(CPI)や英雇用統計、そして
英小売売上高などが予定されている。ただ、先週の英中銀金融政策委員会(MPC)を
受けて英利上げ期待は完全に後退しており、その期待を確認する週になりそうだ。
(みんかぶ)