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NY外為市況=ポンドは下げ解消

2017年10月13日(金)05時50分

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日本時間午前5時49分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  112.29 - 0.21 (- 0.19%) 112.52 / 112.13
ユーロ・ドル 1.1828 - 0.0031 (- 0.26%) 1.1880 / 1.1827
ポンド・ドル 1.3254 + 0.0031 (+ 0.23%) 1.3291 / 1.3122
ドル・スイス 0.9755 + 0.0020 (+ 0.21%) 0.9764 / 0.9712
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<きょうの材料>
米30年債入札結果
最高落札利回り 2.870%(WI:2.874%)
応札倍率    2.53倍(前回:2.21倍)
ローゼングレン・ボストン連銀総裁
・12月の利上げが適切
・18年に3度の利上げが正しいようだ。
・一部に資産バブルを懸念。
トランプ大統領が11日にテーラー氏と面談
 ブルームバーグが関係筋の話として、トランプ大統領が11日に、次期FRB議長の
候補として、スタンフォード大学のテーラー教授と面談したと伝えている。
ケリー大統領首席補佐官
・FRB議長人事の決定はまだ先。
・候補者との面談は続いている。
・まだ、面談の予定はある。
・現時点で北朝鮮の脅威は管理可能。
黒田日銀総裁
・現在の量的緩和を継続する。
・所得増加が支出を支援している。
・賃金や物価が徐々に上昇している。
・2%にインフレ目標には程遠い。
・2%のインフレ目標達成まで現在の緩和を続ける。
ドラギECB総裁
・マイナス金利政策は成功している。
・マイナス金利による銀行の収益への悪影響はない。
・ガイダンスは低金利や量的緩和といった刺激策を強化する。
・労働市場の動向を真剣に見ている。
・賃金上昇に進展が見られるものの、まだ不十分。
北朝鮮のソンジペガムで地震
 米地質調査所(USGS)によると、北朝鮮のソンジペガムの北東23キロメートル
の地点で、マグニチュード2.9の地震が確認された。ソンジペガムは前回、北朝鮮が
水素爆弾の核実験を行った場所。米地質調査所は今回の地震が自然のものなのか人工的
なものなのかは確認できないとしている。
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<明日の材料と事前予想>
【中国】
中国貿易収支(9月)時刻未定
予想 380.0億ドル 前回 419.2億ドル(前月比)
【ユーロ圏】
ドイツ調和消費者物価指数・確報値(9月)15:00
予想 0.0% 前回 0.0%(前月比)
予想 1.8% 前回 1.8%(前年比)
【米国】
小売売上高(9月)21:30
予想 1.7% 前回 -0.2%(前月比)
予想 0.9% 前回 0.2%(自動車除くコア・前月比)
消費者物価指数(9月)21:30
予想 0.6% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.3% 前回 1.9%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.2%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 1.8% 前回 1.7%(食品エネルギー除くコア・前年比)
ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(10月)23:00
予想 95.0 前回 95.1
・シカゴ連銀総裁が講演
・ダラス連銀総裁が講演
・IMF・世銀が年次総会
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 きょうのNY為替市場は全体的にドル売りは一服したものの、買い戻しの動きまでは
見られていない。ドル・円は上下動はしたものの、基本的にはレベル感に変化はなく、
112円台での推移が続いた。
 朝方、米新規失業保険申請件数や米生産者物価指数(PPI)の発表があり、ともに
予想を上回る数字で、相応の反応も見られた。ただ、一時的な動きに留まっている。
 前日のFOMC議事録では、大半のメンバーは年内利上げに前向きな姿勢を示してい
たものの、低インフレに懸念を示している様子もうかがえた。今後の利上げに関しては
指標次第といった雰囲気だが、その意味では明日の9月の米消費者物価(CPI)は注
目される。
 予想では食品・エネルギーを除いたコア指数で前年比1.8%の上昇が見込まれてい
る。8月までの4ヵ月間1.7%が続き、インフレ鈍化傾向に一服感も出てきている
中、予想通り1.8%であれば、ポジティブな反応も期待できそうだ。
 そのほか、9月の小売売上高も発表される。ハリケーン後の復興需要から、高めの予
想が見込まれている。ただ、特殊要因でもあり、今回の数字を市場がどう捉えるかは未
知数な部分も多い。
 NY時間の昼になってポンドが急速に買い戻され、短時間の間に本日の下げを解消し
ている。ドイツ紙が英EU離脱交渉を担当しているEU側のバルニエ首席交渉官が、明
日のブリュッセルでの会合で、英国が暫定的に2年間、EU単一市場へ残留する提案を
行うと伝えていた。英国には財政的な責務は発生するものの、投票権はないという。
きょうのポンド・円は147円台前半まで下落していたが、一気に149円台まで戻す
場面も見られた。
 ユーロは戻り売りの展開となり、ユーロ・円は132円台に値を落とした。きょうは
ワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会議が開催され、各国の財務相や中銀総裁が
集まる中、ドラギECB総裁やプラートECB専務理事の発言も伝わっていた。
 特にユーロ相場への反応は見られなかったが、ドラギ総裁は現在の最注目は賃金上昇
だと述べていた。ユーロ圏のみならず各国で、景気回復にもかかわらず金融危機前のよ
うに、回復に伴った賃金上昇が見られておらず、その理由や対応に苦慮していると語っ
ていた。プラートECB専務理事はこれまで通り、低インフレに懸念を示していた。
(みんかぶ)