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NY外国為替後半=ドル円は107.75円付近

2018年02月14日(水)05時31分

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日本時間午前5時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  107.74 - 0.92 (- 0.85%) 108.78 / 107.41
ユーロ・ドル 1.2361 + 0.0069 (+ 0.56%) 1.2371 / 1.2285
ポンド・ドル 1.3887 + 0.0049 (+ 0.35%) 1.3924 / 1.3833
ドル・スイス 0.9347 - 0.0046 (- 0.49%) 0.9399 / 0.9323
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 日本時間午前5時29分現在のドル円は1ドル=107.75円。NY時間の終盤に
入ってドル円は107.75円付近で推移している。一時107.40円近辺まで下落
していたが、米株がプラスに浮上していることから下げ止まっているようだ。
 きょうのNY為替市場はドル安が優勢となっている。ただ、ドル安を誘発する直接的
な材料は特に見当たらず、様々な要因が重なっている可能性もありそうだ。
 一つは米株式市場が次第に落ち着き始めていることが挙げられる。完全に安定した言
うにはほど遠いが、先週の急落からはだいぶ落ち着いて来ているようだ。先週の株急落
時の為替市場の反応はドル高だったことから、その巻き返しが出ているのかもしれな
い。
 二つ目は長期的な米財政赤字への懸念。前日にトランプ大統領が予算教書を公表した
が、大型減税や国防費、公共事業の拡大で、財政赤字は9840億ドルと、7年ぶりの
水準への悪化が見込まれている。これには見方が二分してり、成長が相殺するとの指摘
もある一方で、やはり懸念はあるようだ。それがきょうのドル売りに繋がっているとの
見方もあるようだ。
 そのほか、明日の米消費者物価指数(CPI)の発表もあるのかもしれない。今月発
表の米雇用統計で平均時給が予想以上の伸びを示して以降市場では、本格的にインフレ
警戒が高まっている。米株の急落に端を発した世界同時株安も、それが要因の一つとも
見られている。今回のCPIは1月段階の数字でまだ、インフレの兆候を示すような結
果にはならないと見られている。その場合、米雇用統計以降のドル高に調整が入るとの
警戒感があるのかもしれない。
 ドル円はドル安のほか、円高の動きもあり二重の逆風に晒されている。連休明けの東
京市場で日経平均が失速したことがリスク回避の雰囲気を高めたようだ。強いサポート
が見られていた108円台前半の水準をブレイクしてストップを巻き込み、一時10
7.40円付近まで下落。9月に付けた昨年来安値の107.30円水準を視野に入れ
ている。
 一方、ユーロドルは買い戻しが強まっており、一時1.2370ドル付近まで上昇。
ただ、ユーロ円は132円台に下落する場面も見られ、ユーロ自体の買い戻しが強まっ
ているといった雰囲気まではない。
 きょうの上げで21日線を回復しており、明日以降の動きが注目されるが、特に米消
費者物価指数(CPI)を通過後に再び上昇トレンドに戻すか注目される。目先の上値
レジスタンスとしては、1.2380ドル、1.24ドルちょうどの水準が意識。
 ポンド円は149円台半ばで推移。本日は一時148円台まで下落していたものの、
NY時間に入ると売りも一服。ただ、150円台回復を目指す動きまではで出ていな
い。
 この日発表の英消費者物価指数(CPI)は前年比で3.0%と高い水準が続いてい
る。先日の英中銀金融政策委員会(MPC)では早期利上げの可能性も示唆し、タカ派
なMPCとなったが、きょうの英CPIはその期待を裏付ける内容ではあった。
 しかし、強いCPIにもかかわらず、市場は5月利上げの確率はさほど高めていな
い。現在は64%程度で推移。英EU離脱交渉への不透明感が再び出ていることが意識
されている模様。英中銀も離脱交渉の進展を利上げの条件として挙げており、慎重な見
方も出ているようだ。
(みんかぶ)