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NY外国為替前半=ドル円は下げ渋る

2018年05月24日(木)02時40分

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日本時間午前2時39分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  110.29 - 0.61 (- 0.55%) 110.92 / 109.56
ユーロ・ドル 1.1682 - 0.0097 (- 0.82%) 1.1790 / 1.1679
ポンド・ドル 1.3323 - 0.0109 (- 0.81%) 1.3443 / 1.3306
ドル・スイス 0.9967 + 0.0039 (+ 0.39%) 0.9968 / 0.9895
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 日本時間午前2時39分現在のドル円は1ドル=110.29円。きょうのNY為替
市場はドル買いが優勢となっている。トランプ大統領が「米朝首脳会談が実現しない可
能性はかなりある」と述べたことで、首脳会談は延期になるのではとの不安が強まって
いる。ただ、ポンペオ米国務長官は米下院外交委員会で、「引き続き6月12日に予定
されている」と述べていた。
 また、米中通商協議への不安感も再び高まっている。トランプ大統領はきょう、「中
国との協議は順調に進んでいるが、最終的には異なる仕組みを使う必要がある。このま
までは完了はあまりにも困難で、その後の結果を検証できない」とツイートしていた。
 市場ではリスク回避の雰囲気が強まっており、円高の動き出ている一方で、このあと
FOMC議事録の発表も控えており、ドル買いの動きも見られている。
 ドル円はロンドン時間に110円を割り込み、一時109.60円近辺まで下落する
場面も見られた。ただ、NY時間に入ると買戻しも見られ、110.30円近辺まで戻
している。ドル円は過熱感も高まっていただけに、リスク回避の高まりに利益確定売り
を一斉に呼び込んでいたようだ。
 このあとのFOMC議事録への反応を確認したい意向も強いものと思われる。先日の
声明では「さらなる利上げが正当化される」と言及しており、6月利上げを示唆する内
容とも受け止められている。ただ、6月利上げに関しては市場はほぼ確実視しており新
たな材料ではない。むしろ、その後の米地区連銀総裁の発言を見ると「インフレが2%
を超えても、ある程度は許容」とのスタンスが多く聞かれ、利上げを急がない姿勢も示
している。
 また、米国債のイールドカーブの議論に関しても何か出るか注目したいところでもあ
る。この辺にどう反応するか見極めてから動きたいところではある。
 ユーロは再び下値模索の動きが強まり、ユーロドルは1.16ドル台まで値を落とし
ている。ユーロ円の下落が圧迫しているほか、この日発表のユーロ圏PMIが第1四半
期からの回復の兆候を示さなかったこともユーロを圧迫している。きょうもイタリア国
債が売られ、ドイツ国債との利回り格差が拡大していることもユーロを引き続き圧迫し
ている模様。
 クーレECB専務理事のドイツ紙とのインタビューが伝わっていたが、「ユーロ圏の
景気拡大は力強く、最近の減速を懸念していない」と述べていた。ただ市場は、第1四
半期の減速が一時的な現象なのかを確認できる指標を待っている状況。
(みんかぶ)