経済ニュース速報 RSS

NY外為市況=リスク回避が一服

2019年08月17日(土)05時44分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本時間午前5時43分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  106.34 + 0.22 (+ 0.21%) 106.49 / 106.03
ユーロ・ドル 1.1090 - 0.0017 (- 0.15%) 1.1113 / 1.1066
ポンド・ドル 1.2144 + 0.0056 (+ 0.46%) 1.2175 / 1.2078
ドル・スイス 0.9787 + 0.0022 (+ 0.23%) 0.9809 / 0.9759
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<きょうの材料>
【米国】
住宅着工件数(7月)21:30
結果 119.1万件
予想 125.6万件 前回 124.1万件(125.3万件から修正)
住宅建築許可件数(7月)21:30
結果 133.6万件
予想 127.0万件 前回 123.2万件(122.0万件から修正)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(8月)23:00
結果 92.1
予想 97.0 前回 98.4
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
・現在の経済はまちまち。
・企業は貿易戦争に関連して投資を控えている。
・景気後退は基本シナリオではない。
・しかし、リスクは若干高まっている。
・恐らくFRBによる経済への一層の支援が必要なる。
・恐らく利下げをする必要。
・減速には遅いより早い対応のほうが良い。
・減速に関してFRBを非難している企業は少ない。
ドイツは景気後退入りなら赤字財政拡大の用意
 ドイツのシュピーゲル誌によると、ドイツのメルケル首相とショルツ財務相はドイツ
が景気後退に陥った場合、財政赤字を拡大させる準備をしていると報じている。景気低
迷による税収不足を新発国債の発行で相殺される可能性があるという。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<月曜日の材料と事前予想>
【日本】
通関ベース貿易収支(7月)8:50
予想 -1973億円 前回 5896億円(5895億円から修正)
予想 -1890億円 前回 -144億円(季調済)
【NZ】
生産者物価指数(第2四半期)11:45
予想 N/A 前回 -0.5%(前期比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(7月)18:00
予想 -0.4% 前回 0.2%(前月比)
予想 1.1% 前回 1.3%(前年比)
予想 0.9% 前回 0.9%(コア・前年比)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 きょうのNY為替市場、ドル円は106.30円付近での上下動が続いた。米株や米
国債利回りが上昇しており、きょうの市場は先行き不安感を後退させている。米中貿易
問題に関する前日のトランプ大統領のコメントが楽観的なムードにしたほか、またドイ
ツ政府が、景気後退に陥った場合は財政赤字拡大の準備をしているとの報道も流れ、ド
イツの景気配慮の動きもフォローとなっていたようだ。
 きのう米10年債利回りが一時1.5%を割り込んだことで達成感も出ているのか、
米国債利回りの下げをにらんだリスク回避の円高は一服している模様。
 ドル円は一時106.50円近辺まで上昇。しかし、ここ数日の動きと同様に107
円を目指す動きまでは見られていない。105円台に下落すると買いも入るようになっ
てきたようだが、上値では戻り待ちの売りも多く投資家はなお下値模索を続けている印
象もある。
 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢。ドイツのシュピーゲル誌の報道に反
応した模様。ドイツのメルケル首相とショルツ財務相はドイツが景気後退に陥った場
合、財政赤字を拡大させる準備をしていると報じた。景気低迷による税収不足を国債の
発行増で相殺させる可能性があるという。ドイツはプラス成長時の財政赤字はGDPの
0.35%までが上限と憲法で定めているが、景気後退に陥った場合は規制を緩和して
もよいルールとなっている。
 この報道が伝わるとユーロドルは買い戻しが強まり、一時1.11ドル台まで買い戻
された。ただ、ユーロドルは次第に上値が重くなってきている。前日のレーン・フィン
ランド中銀総裁の発言でECBの追加緩和は予想以上の規模になるのではとの期待が市
場に強まっている。同総裁は「世界経済の減速が相当かつ十分な債券購入をECBに実
施させる」と述べていた。米国債のイールドカーブのフラット化も一服しており、ドル
売りが緩んでいることもユーロドルの売りを誘っている面もありそうだ。きょうは一時
1.1070ドル近辺まで下落していた。
 ポンドは買い戻しが続き、ポンドドルは一時1.2175ドル近辺まで上昇する場面
が見られた。今週はポンド買いが目立ち、対ドルのみならず、対ユーロ、円でもポンド
は買戻しが優勢となっている。ポンドドルは週足で5週間ぶりの陽線を示現しそうな気
配だ。21日線が1.2220ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスとして意
識される。
 野党労働党のコービン党首がジョンソン政権に内閣不信任案の投票を求めている。そ
のほか同党首は合意なき離脱を阻止するため自らを首班とする暫定政権を発足させる案
を提示している。ただ、さすがにそれには抵抗感も出ているようだ。これらの動きに市
場も合意なき離脱への懸念を緩めており、その確率を35%程度に低下させている模
様。ポンドは先週までの継続的な下げで過熱感も強まっており、下値では買い戻しも出
ているようだ。ただ、合意なき離脱への懸念は根強く、あくまで自律反発の範囲ではあ
る。
(ミンカブ)