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NY外為市況=リスク選好でドル円上昇

2019年10月12日(土)05時48分

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日本時間午前5時43分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.41 + 0.43 (+ 0.40%) 108.63 / 107.85
ユーロ・ドル 1.1035 + 0.0030 (+ 0.27%) 1.1063 / 1.1001
ポンド・ドル 1.2644 + 0.0201 (+ 1.62%) 1.2707 / 1.2409
ドル・スイス 0.9972 + 0.0002 (+ 0.02%) 0.9991 / 0.9958
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<きょうの材料>
【カナダ】
雇用増加数(9月)21:30
結果 5.37万人
予想 0.75万人 前回 8.11万人
失業率(9月)21:30
結果 5.5%
予想 5.7% 前回 5.7%
【米国】
輸入物価指数(9月)21:30
結果 0.2%
予想 0.0% 前回 -0.2%(-0.5%から修正)(前月比)
結果 -1.6%
予想 -2.1% 前回 -1.8%(-2.0%から修正)(前年比)

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(10月)23:00
結果 96.0
予想 92.0 前回 93.2
トランプ大統領
・中国との貿易交渉で良いことが起きている。
・以前よりも暖かい気持ち。
・今日は中国の副首相と会談。
・重要な何かが起こることを皆が望んでいる。
・中国との合意は議会の承認を必要としないだろう。
トランプ大統領
・中国とフェーズ1の合意に達した。
・中国との合意は知財、農産物の購入、金融サービスを含む。
米政府
・きょうの合意にはファーウェイは含まれず。
・12月の関税見送りは決定していない。
ムニューシン米財務長官
・中国人民銀行との協議は順調に進んでいる。
・中国と為替の透明性で合意があった。
・来週の関税引き上げ見送り。
FRB
 FRBは10月15日から月600億ドル相当の財務省証券(Tビル)の購入開始す
ると発表した。少なくとも来年第2四半期まで継続するとしている。
ローゼングレン・ボストン連銀総裁
・米経済はリスクに直面。しかし、個人消費は力強い。
・金融政策は既に緩和的。
・成長の減速が具体化すれば、一層の緩和に戻る。
・自身の見通しは追加緩和を想定していない。
・追加の行動に出る前にFRBは辛抱強くいられる。
カプラン・ダラス連銀総裁
・米経済はまちまち。
・米個人消費は力強く、今年は2%成長を見込んでいる。
・世界経済の弱さの影響に懸念。
・FRBはより深刻な減速回避を確信しようとしている。
・バランスシートの決定は金融政策とは関連がない。
・企業の借入は歴史的水準に高まっている。
・ただ、システミックリスクとは考えていない。
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<月曜日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ユーロ圏鉱工業生産(8月)18:00
予想 0.3% 前回 -0.4%(前月比)
予想 -2.5% 前回 -2.0%(前年比)
中国貿易収支 (9月)
東京市場は体育の日祝日で休場
米国市場はコロンブスデー祝日で休場
APEC財務相会合
ノーベル経済学賞受賞者発表
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 きょうのNY為替市場は前日に引き続きリスク選好の雰囲気が広がる中、ドル円は1
08.60円近辺まで一時上昇した。8月1日以来の高値水準。閣僚級の米中貿易協議
が2日目をむかえる中、合意に向けた楽観的なムードが広がった。
 終盤になってトランプ大統領の発言が伝わり、「中国とフェーズ1の合意に達した。
合意には知財、農産物の購入、金融サービスを含まれる」と述べていた。また、ム
ニューシン米財務長官は「中国人民銀行との協議は順調に進んでおり、為替の透明性で
合意があった。来週の関税引き上げは見送り」と述べた。ただ、きょうの合意には
ファーウェイは含まれず、12月の関税についてはまだ決定していないとしている。
 全面合意はさすがに難しく、部分的合意に留まったようだが、決裂という最悪の事態
は回避されている。米株式市場も買いが強まる中、ドル円もリスク選好の上げを続け
た。もともと市場は全面合意までは期待していない。
 一部報道で来月にチリで開催されるAPEC首脳会談を前にした追加協議を行うため
に、中国側が正式にムニューシン米財務長官とライトハイザーUSTR代表を北京に招
待したと伝えていた。
 ドル円は109.05円付近に200日線が来ており、目先の上値メドとして意識さ
れる。
 ユーロドルも買い戻しが続き1.1060ドル近辺まで一時上昇。英EU離脱協議で
合意に向けた楽観的なムードが広がっていることもサポート。ただ、ユーロ圏経済につ
いては良い話はない。ドイツ政府は2020年の成長見通しを従来の1.5%から1.
1%に下方修正するとの報道が流れていた。ドイツ経済省の報道官は、数字は最終的な
ものではなく、来週17日に公表するとしている。なお、同報道によると、2019年
の見通しは0.5%から変更していないという。
 域内最大の経済大国であるドイツ経済の先行きに暗雲が立ち込めており、ECBの緩
和政策は予想以上に長引くとの見方が強まりつつある。ただ、ユーロドルはきょうの上
げで21日線を上放れる展開がみられており、リバウンド相場に入るか注目の展開が見
られている。目先は9月高値の1.1110ドルが上値メドとして意識される。
 ポンドはきょうも買いを強めた。ポンドドルは一時1.27ドル台まで急上昇する場
面も見られ、200日線に顔合わせしている。ポンド円も一時137円台後半まで上
昇。
 英EU離脱交渉が山場をむかえる中、ここに来て合意への期待が一気に高まった。き
のうはジョンソン英首相と北アイルランドのバラッカー首相が会談を行い、英EU離脱
に関して、「合意可能な道筋があることで一致した」と伝わっていた。きょうはバルニ
エEU首席交渉官とバークレイ英EU離脱担当相が会談を行っており、バルニエ氏は
「法的文書の草案作成作業に入るための十分な進展があった」とEU27ヵ国の代表に
説明したと伝わっている。加盟各国が承認すれば、合意案について詳細な交渉に入る。
(みんかぶ)