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NY外為市況=ドル・円は111円台前半で振幅

2017年06月24日(土)06時04分

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日本時間午前5時58分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  111.29 - 0.04 (- 0.04%) 111.43 / 111.15
ユーロ・ドル 1.1193 + 0.0041 (+ 0.37%) 1.1209 / 1.1145
ポンド・ドル 1.2720 + 0.0038 (+ 0.30%) 1.2744 / 1.2676
ドル・スイス 0.9694 - 0.0024 (- 0.25%) 0.9732 / 0.9676
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<きょうの材料>
【米国】
新築住宅販売件数(5月)23:00
結果 61.0万件
予想 59.0万件 前回 59.3万件(56.9万件から修正)
メスター・クリーブランド連銀総裁
・経済のファンダメンタルズの基調は非常に良好。
・段階的に緩和政策を解除すべき時。
・FRBは米経済を減速させるために利上げを行っていない。
・最近のインフレ指標で自身の見方は変わっていない。
・インフレは緩やかに上昇して行く。
・年内のバランスシート縮小開始を支持。
ブラード・セントルイス総裁
・インフレとインフレ期待は下向きのサプライズ。
・FOMCは経済動向を見極め様子見が可能。
・現行の政策金利は適正水準。
・保有資産の正常化は5年以上を要する可能性。
・イールドカーブは著しくフラット化している。
・アマゾンのホールフーズ買収がデフレを引き起こすとの見方にはコメントを控える。
・アマゾンデフレの見方は恐らく大袈裟な可能性。
・株式市場にバブル発生しているかは不明。
・我々は低金利、低インフレの環境下にいる。
・インフレ率は2018年末までに2%の目標に上昇へ。
・バランスシート縮小は9月開始の可能性。選択肢はオープンにしておくべき。
・バランスシート縮小は利上げなしの会合に開始可能。
米原油リグ稼働数は増加続き758基に
 米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズによると、今週の米国内の原油の掘削装置
(リグ)稼動数は先週から11基増加して758基となった。23週連続で増加。
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<月曜日の材料と事前予想>
日銀議事録(15、16日分)
【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(6月)17:00
予想 114.4 前回 114.6
【米国】
耐久財受注・速報値(5月)21:30
予想 -0.7% 前回 -0.8%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.5%(輸送除くコア・前月比)
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 きょうのNY為替市場でドル・円は111円台前半での推移が続いた。きょうの為替
市場は欧州通貨が買われており、相対的にドル売りが優勢となっている。しかし、円売
りも出ていたのであろうか、ドル売り・円売りの中、ドル・円は111円台前半での小
幅な振幅に終始した。NY時間のレンジは20銭程度。
 FRBの正常化に向けたタカ派姿勢と、インフレ鈍化懸念が混在する中、ドル・円も
手掛けづらく方向感を失っているようだ。テクニカル的には10日線と21日線のゴー
ルデンクロスを示現しており、ローソク足のチャートを見ても、6月15日に長大陽線
をつけ反転し、111円台で上値は止められているものの、連続で十字線を描いて高止
まっている。もう一段上がありそうなチャートではあるが、どうもその気配はきょうの
ところは無かった。
 この日はブラード・セントルイス連銀総裁とメスター・クリーブランド連銀総裁の講
演が伝わっていた。ブラード連銀総裁は前日のインタビューと同様に慎重姿勢を示して
いたが、メスター総裁はタカ派な姿勢を堅持していた。特に大きな反応を見せることも
なかった。
 また、朝方に米新築住宅販売件数が発表され、予想を上回る内容となっていた。しか
し、市場はさほどポジティブに捉えていないようだ。住宅価格が過去最高水準に上昇し
ており、低価格帯での供給がタイトな状況となっていることが示唆されている。
 一方、ユーロ・ドルは1.12ドル台を一時回復した。この日発表になったユーロ圏
のPMIは強弱まちまちだったものの、ネガティブな反応は見せていない。全体的に
サービス業は予想を下回っていたものの、製造業は好調を維持しているようだ。
 短期的には調整する可能性もあるものの、政治リスクも後退していることから、中長
期的にはもう一段の上値が見込めるとの指摘も大手欧州系銀から聞こえていた。
 また、きょうはドラギECB総裁がブリュッセルで開催されたEU首脳会談に出席し
ており、「成長は加速しつつあり、失業は2009年以来の低水準だが、インフレが上
がってこないため今のところ金融政策に変更はない」と発言。「低インフレ長期化の原
因は、賃金の伸び悩みと質の低い職だ」とも指摘していたという。
 きょうは円安も見られたことから、ユーロ・円に二重の追い風が吹いており、12
4.70円付近まで一時上昇している。10日線と21日線のゴールデン・クロスが再
び示現しそうな気配だ。
 なお、ECBはイタリアベネト州の銀行2行が破綻したと発表した。イタリア政府も
預金は保護など協議を行うようだが、特にユーロの反応はなく、ユーロドルは1.12手前
での推移が続いていた。
 ポンドも堅調な動きを続けており、ポンド・円は一時141円台後半まで上昇する場
面も見られた。きょうの上げで21日線を回復してきており、来週以降も水準を維持で
きれば、10日線と21日線のゴールデン・クロスも示現しそうな気配も出ている。
 今月の金融政策委員会(MPC)では、利上げを主張した委員が、これまでのフォー
ブス委員に加え2名増え、5対3での据え置き決定となっていた。それを受け市場参加
者の一部には、次回の8月MPCでの0.25%の利上げの可能性を指摘する向きもい
るようだ。8月はインフレ報告が発表になる月でもある。ただ、利上げは難しいのでは
との意見も多いようだ。
(みんかぶ)