ロスカット

ロスカットとは、お客様の損失の拡大を防ぐため、当社所定の方法により、お客様の計算において強制的にお客様のポジションの全部を反対売買により決済することができるルールをいいます。

ロスカット
当社におけるロスカットの基準は、お客様の取引口座の有効証拠金の額が、必要証拠金の額を下回った時点となり、約定が古いポジションから順番に決済されます。

【お客様の取引口座】
全てのポジションを合算  必要証拠金○○円   >  有効証拠金○○円 ← ロスカット判定

未決済ポジション

約定日

ロスカットの順番

ポジションC

新しい

古い

3番

ポジションB

2番

ポジションA

1番


<ロスカット基準とロスカット判定>
当社におけるロスカット基準は、必要証拠金 > 有効証拠金となった時点ですが、ロスカット判定は、LION FXの場合、数秒(5~10秒程度)かかります。また、複数のポジションを保有されている場合、約定が古いポジションから順番に決済されますので、決済約定レートがポジションによって異なる場合があります。


<流動性とロスカット>
各国の祝祭日や経済動向、取引時間帯等によって、通貨の種類を問わず、流動性が低くなり、ロスカットを含む意図した取引ができない場合があります。

・流動性とは、市場での取引量のことです。
・流動性が低いとは、取引量が少なく、取引がしにくい状況のことです。
Q: ロスカットになったにもかかわらず、一部の通貨ペアのポジションだけが約定しなかったので、確認してみるとレートが配信されていませんでした。約定しなかったポジションはどうなるのでしょうか?
A: レートが配信されるまでは、約定しません。
レート配信が再開したら…
・LION FXの場合、レートが配信された時点で、ロスカット値に達していなければ、ロスカットされません。

<2way price>

2way priceとは、1つの通貨ペアで『売る時の値段(BID)』と『買う時の値段(ASK)』の両方を提示する仕組みをいい、その値段の差をスプレッドといいます。

では、必要証拠金のみを入金して、下記の条件でUSD/JPYのお取引をする場合、どうなるのでしょうか?

売る時の値段(BID)

買う時の値段(ASK)

取引数量

必要証拠金
(想定元本×2%)

92.63円

92.64円

1,000ドル

1,900円
(100円未満切上げ)


USD/JPYを92.64円で1,000ドル買う
      ↓
すぐに売る時の値段(BID)92.63円で時価評価
      ↓
(92.63円-92.64.円)×1,000ドル=-10円
      ↓
時価評価額(-10)+入金額(1,900円)= 有効証拠金(1,890円)
      ↓
必要証拠金1,900円 > 有効証拠金1,890円
      ↓
買った時点ですぐにロスカット(反対売買による決済)

*ポジションを保有するためには 必要証拠金以上の資金が必要となります。


ロスカットとは、お客様の損失の拡大を防ぐことを目的としてはおりますが、週末リスク等による為替レートの急激な変動や判定時間のタイムラグ等により、預託された資金の元本割れもしくは元本を上回る損失発生の可能性がありますので、リスクを十分にご理解の上、ご自身の判断においてお取引ください。週末リスクの詳細はこちら