レバレッジと必要証拠金(個人のお客様)

<レバレッジ>

当社では、お客様の便宜のため、「最大レバレッジ」と「実効レバレッジ」とを使い分けております。

①最大レバレッジ

想定元本から比較して、本取引を行うために最低限必要である必要証拠金で算出した最大の倍率をいいます。

<最大レバレッジの算出方法>
「最大レバレッジ」 = 想定元本(為替レート × 取引数量) ÷ 必要証拠金

<必要証拠金の算出方法>
1Lotあたりの必要証拠金は、通貨ペア別に算出します。詳細は取引説明書または必要証拠金一覧表をご確認ください。なお、必要証拠金は、予告なく変更する場合があります。

<最大レバレッジ>
通貨ペアにより必要証拠金の算出方法は異なりますが、どの通貨ペアも想定元本の4%以上の額が必要証拠金となっていることから、法令で定められた最大レバレッジ25倍以下となります。

例)USD/JPYのレートが145.541円で1,000通貨の取引をする場合

「想定元本」= 145,541円
想定元本 = 為替レート(145.541円)× 取引数量(1,000通貨)= 145,541円

「必要証拠金」 = 5,900円
前営業日の終値レートをもとにした想定元本に4%を乗じた金額(100円未満切り上げ)

「最大レバレッジ」 = 24.66倍
最大レバレッジ = 想定元本(145,541円) ÷ 必要証拠金(5,900円) = 24.66倍

②実効レバレッジ

お客様の口座の有効証拠金からみて、全ての未決済ポジションに対してかかる口座の実効の倍率をいいます。実効レバレッジは、最大25倍となっておりますが、取引数量、預託金等により、お客様ご自身で実効レバレッジを調節することができます。

<実効レバレッジの算出方法>
実効レバレッジ=全未決済ポジションの想定元本÷有効証拠金

例1)次の条件でUSD/JPYの145.541円の買いポジションを1Lot(1,000通貨)保有している場合

・預託金が8,000円
・USD/JPYの売りレートが145.530円

「想定元本」= 145,541円
想定元本 = 145.541円×1,000通貨 = 145,541円

「有効証拠金」= 7,989円

評価損益(時価評価) = {売り(評価レート)- 買い(約定価格)}× 1,000通貨
= (145.530円 - 145.541円) × 1,000通貨
= -11円

有効証拠金 = 預託金(8,000円)+ 評価損益(-11円)= 7,989円

「実効レバレッジ」= 18.21倍
実効レバレッジ = 想定元本(145,541円)÷ 有効証拠金(7,989円)= 18.21倍

例2)例1の預託金が10,000円だった場合

「想定元本」= 145,541円
想定元本 = 145.541円×1,000通貨 = 145,541円

「有効証拠金」= 9,989円

評価損益(時価評価) = {売り(評価レート)- 買い(約定価格)}× 1,000通貨
= (145.530円 - 145.541円) × 1,000通貨
= -11円

有効証拠金 = 預託金(10,000円)+ 評価損益(-11円)= 9,989円

「実効レバレッジ」= 14.57倍
実効レバレッジ = 想定元本(145,541円) ÷ 有効証拠金(9,989円) = 14.57倍

③必要証拠金と有効証拠金

必要証拠金とは、取引を行うにあたって必要となる証拠金となりますが、有効証拠金の全額を必要証拠金として、取引をされた場合、取引直後の時価評価によって、有効証拠金が必要証拠金を下回り、ロスカットとなる可能性があります。詳細は、ロスカットのルールをご確認ください。