両建についての注意点

<両建>
両建とは、同じ通貨ペアの売りポジションと買いポジションを保有することをいいます。両建によるデメリットとして、各ポジションに発生するスワップポイントの差によるコスト、売りレートと買いレートの差(スプレッド)によるコスト等があります。当社では、お客様が負担されるコストをリスクであると考え、両建を推奨いたしてはおりませんが、お客様ご自身の判断においてリスクヘッジの手法のひとつとして、LION FXでは以下の通り、設定の変更等をすることで、両建が行える仕様となっております。

【両建なし】の設定でレートパネルやレート一覧より出された注文は、約定時に同一通貨ペアの反対のポジションがあれば新規のつもりであっても決済注文となります。 IF-DONEやIF-OCO注文を出された場合であっても、 両建設定が【両建あり】に変更されていなければ、IF(新規注文)が保有ポジションに対する反対売買の注文(決済注文)となってしまいますので、IF-DONEやIF-OCO注文を出される場合は、【両建あり】にした状態で発注してください。


両建の設定を【両建あり】とされた場合、取引画面上部のお名前の横に【両建あり】と表示されます。(表示がない場合、両建の設定が【両建なし】の状態です。) また、両建の設定を【両建あり】とされていた場合であっても、お客様のパソコン環境(ブラウザの自動更新や初期化等)により、【両建あり】の設定が初期化され、【両建なし】となることがあります。両建を希望される場合、ログインごとに取引画面上部のお名前の横に【両建あり】と表示されていることを確認した上で、取引してください。


◎両建の設定や条件(パソコンと携帯電話iアプリベータ版)

初期設定
両建可・両建不可
必要証拠金
設定の変更方法
両建なし
初期設定のまま→両建不可
両建ありに変更→両建可
注文時→必要
ポジション維持→不要
取引画面→設定→注文設定→両建あり

※携帯電話モバイル版は、初期設定の変更ができませんので、注文ごとの設定が必要となります。
※両建設定は端末ごとの設定になりますので、複数のパソコンでお取引をされる場合、お使いになられるパソコンごとに設定を行ってください。


◎【両建あり】設定時の両建可・両建不可

注文設定
設定の変更方法
通常注文
ストリーミング注文
ワンクリック注文
取引画面→設定→注文設定→○○注文
不可

※ワンクリック注文は、【両建あり】の設定であっても、決済注文となり、両建にはなりません。


両建の注文方法は、両建の設定を【両建あり】へ、注文設定(【通常注文】または【ストリーミング注文】のみ両建可)を確認し、【レートパネル】【レート一覧】から新規注文余力の範囲内で、両建にしたい数量を注文する。新規注文余力が、必要証拠金に満たない場合は、複数回に分けて注文する。


Q:
USD/JPYを40Lot保有しています。両建にしたいのですが、どのようにすればよいのでしょうか? 有効証拠金100,000円、必要証拠金80,000円(1Lotあたり2,000円の場合)、発注証拠金なしとし、値動き等、その他の条件は考えないものとします。
A:
両建の設定を【両建あり】に変更。
注文設定を確認。(【ワンクリック注文】は両建不可)
新規注文余力を算出します。
(有効証拠金)
 
(必要証拠金)
 
(発注証拠金)
 
(新規注文余力)
100,000円
80,000円
0円
20,000円
1回目の注文の上限は、10Lot。(発注証拠金20,000円)
再度、新規注文余力を算出します。
10Lot両建分の(ポジションを維持するための)必要証拠金は不要なので、
(有効証拠金)
 
(必要証拠金)
 
(発注証拠金)
 
(新規注文余力)
100,000円
80,000円
0円
20,000円
新規注文余力は変わらず、
2回目の注文の上限も、10Lot(発注証拠金20,000円)
3回目の注文の上限も、10Lot(発注証拠金20,000円)
4回目の注文の上限も、10Lot(発注証拠金20,000円)