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2025年04月02日(水)05時32分

NY外為市況=一時148円台

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日本時間午前5時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  149.54 - 0.42 (- 0.28%) 150.14 / 148.98
ユーロ・ドル 1.0790 - 0.0026 (- 0.24%) 1.0830 / 1.0778
ポンド・ドル 1.2921 + 0.0003 (+ 0.02%) 1.2941 / 1.2880
ドル・スイス 0.8837 - 0.0006 (- 0.07%) 0.8847 / 0.8817
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<きょうの材料>
【米国】
*米製造業PMI(3月確報)22:45
結果 50.2
予想 49.9 前回 49.8
*ISM製造業景気指数(3月)23:00
結果 49.0
予想 49.5 前回 50.3
*求人件数(2月)23:00
結果 756.8万人
予想 765.5万人 前回 776.2万人(744.0万人から修正)
*建設支出(2月)23:00
結果 0.7%
予想 0.3% 前回 -0.5%(-0.2%から修正)(前月比)
*バーキン・リッチモンド連銀総裁
・債券市場はより多くの景気後退リスクを織り込みつつある。
・FRBの2019年の枠組みは現代的なものではない。
・関税はインフレと雇用に現在も課題をもたらしている。
*トランプ大統領、明日2日午後4時からローズガーデンで演説へ
 ホワイトハウスによると、トランプ大統領が米東部時間2日午後4時(日本時間3日
午前5時)から、ホワイトハウスのローズガーデンで開催される「米国を再び豊かに」
のイベントで演説する。そこで最新の関税政策が発表されると思われる。
*トランプ大統領が2日発表の関税、即時発動へ
 トランプ大統領が導入を予定している大規模な関税措置は、2日の発表直後に即時発
動される見通しだ。ホワイトハウスのレビット報道官が明らかにした。
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<明日の材料と事前予想>
【米国】
ADP雇用者数(3月)21:15
予想 12.0万人 前回 7.7万人(前月比)
クーグラーFRB理事がインフレ期待と金融政策について講演(質疑応答あり)
EU非公式国防相会合
トランプ大統領、相互関税・追加セクター別関税発動予定
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 きょうのNY為替市場、ドル円は戻り売りが優勢となり、一時148円台に下落する
場面が見られた。この日発表の3月のISM製造業景気指数と2月の米求人件数を受け
てドル安の反応が見られ、ドル円も下落している。
 ISM指数は49.0と再び50を下回る縮小圏に再び低下したほか、米求人件数も
予想外に強かった前回から減少。一方、注目されていたISM指数の仕入れ価格が22
年6月以来の高水準に上昇している。高インフレ・景気減速のスタグフレーションを示
唆する内容でもあり、市場ではリスク回避の反応が出ていたようだ。円相場は円高の動
きも見られていた。
 一部からは、関税措置がハード、ソフトのどちらの結果なるにしても、ドル円は下落
のシナリオとの見方が出ている。貿易戦争がエスカレートするようなハードな結果とな
れば、株安と伴にリスク回避の円高がドル円を圧迫。一方、想定よりも影響が少ないソ
フトな結果になったとしても、ドル円は下落の可能性があると指摘している。
 今年の米経済パフォーマンスは日本を上回る可能性は高いものの、粘り強いインフレ
にもかかわらず、景気後退に備えて利下げ期待を温存させているFRBと、関税の影響
が少なければ利上げを継続したい日銀との差はドル円の上値重くする。ドルに昨年ほど
の強さはなく、循環的にドル円は年初来の下げトレンドに戻る可能性が高いという。
 ユーロドルは1.08ドルを挟んで上下動。本日は3月のユーロ圏消費者物価指数
(HICP)速報値が公表されていたが、インフレは3月も鈍化を続け、ECBの目標
の2%に一段と近づいた。ECB理事が特に注目しているとされるサービスインフレは
3.4%と高い水準ではあるものの、前月の3.7%からは鈍化している。
 ECB理事の中には今月17日の理事会では利下げを見送り、一旦休止に傾いている
とのニュースも伝わっていたが、本日のデータから市場は追加利下げは可能と見ている
模様。短期金融市場では77%の確率で追加利下げを見込んでいる状況。
 ただ、明日のトランプ大統領の関税公表と、それに対するEUの対応次第では、なお
情勢は流動的と見られる。
 ポンドドルは一旦1.28ドル台に下落したものの、NY時間に入って1.29ドル
台前半に下げ渋った。本日の21日線が1.2930ドル付近に来ているが、その水準
での推移を続けている状況。ポンドドルは1.30ドルを境に上値が重くなって来てい
る印象だが、下値も底堅く推移しており、1月中旬からのリバウンド相場は堅持してい
る状況。
 先週、リーブス英財務相が春季予算案を提出していたが、アナリストからは、今回の
英歳出計画はポンドにとってポジティブな見通しだとの評価も出ている。予算案の提出
がポンドに打撃を与えるのではないかと懸念する声も多かったが、そうはなっていな
い。
 リーブス財務相は140億ポンド相当の支出削減により、大幅な節約の可能性を見出
した。これにより、英財務省には不測の支出に備えた約100億ポンドのバッファーが
でき、以前の計画よりも国債発行額を減らすことができる。それはポンドの支えとなる
と述べている。
MINKABU PRESS