11日前引けの日経平均株価は前日比52円52銭安の3万9593円84銭。前場
のプライム市場の売買高概算は9億6566万株、売買代金概算は2兆4361億円。
値上がり銘柄数は1327、値下がり銘柄数は269、変わらずは30銘柄だった。
日経平均株価は朝高後に売りに押される展開。前日の米株式市場は、NYダウは19
2ドル高と続伸し、ナスダック指数やS&P500種指数は最高値を更新した。米経済
指標や企業業績などが好感された。これを受け、東京市場も値を上げてスタートし、日
経平均株価は朝方には一時300円を超える上昇となった。半導体関連株などが買われ
た。ただ、買い一巡後は一転して売りに押され、午前9時20分過ぎにはマイナス圏に
転じた。日経平均株価への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が前日発表の
決算内容が嫌気されて大幅安となったことも相場を押し下げた。ただ、日経平均株価の
3万9500円近辺では下値を拾う動きが強まり、その後は前日終値を巡る一進一退と
なった。なお、日経平均先物ミニ・オプション7月物の特別清算指数(SQ)値は4万
4円61銭だったとみられている。
個別銘柄では、アドバンテスト<6857>やフジクラ<5803>、サンリオ<8136>が安
く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>、良品計画<7453>が値を下げた。半面、デ
ィスコ<6146>やレーザーテック<6920>は高く、三菱UFJフィナンシャル・グルー
プ<8306>やトヨタ自動車<7203>は堅調だった。
出所:MINKABU PRESS