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2025年07月19日(土)05時32分

NY貴金属引け速報=金は反発、米国は債務拡大路線を継続へ

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金 25/ 8 3358.3 + 13.0 プラチナ  25/10 1456.6 - 15.5
25/12 3414.1 + 12.8       26/ 1 1460.0 - 15.3
銀 25/ 9 3846.4 + 16.1 パラジウム 25/ 9 1303.00 + 1.40
  25/12 3894.1 + 16.2       25/12 1312.90 + 0.90
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 ニューヨーク金は反発、銀は続伸。前日比は金が12.6~13.0ドル高、中心限
月の8月限が13.0ドル高、銀が16.0~17.2セント高、中心限月の9月限は
16.1セント高。
 金8月限は反発。債務拡大に頼った米国の覇権が限界に達しているとの見方が強いな
か、米国離れ、ドル離れ見通しが安全資産である金相場を押し上げた。トランプ米大統
領はロシアとの和平合意に失敗し、軍事衝突が再び拡大するリスクがあり、ウクライナ
に対する軍事支援が米国の債務残高を一段と膨らませる公算。米国製兵器を北大西洋条
約機構(NATO)加盟国が購入し、ウクライナに供与する米国の計画には欧州の拒否
反応が強く、ロシアと軍事的に対峙するならば米国は増発に頼るしかない見通し。
 銀9月限は続伸。金相場に対して割安であることから資金流入が継続している。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反落、パラジウムは小幅続伸。前日比はプ
ラチナが18.7~15.3ドル安、中心限月の10月限が15.5ドル安、パラジウ
ムは0.30~1.40ドル高、中心限月の9月限は1.40ドル高。
 プラチナ10月限は反落。貴金属市場の上昇を先導している金相場は足踏みを続けて
おり、プラチナ相場は利益確定の売りが優勢となった。ドルが下げ渋ったこともプラチ
ナ相場の重し。
 パラジウム9月限は小幅続伸。高値から押し戻されたものの、貴金属市場のなかで出
遅れていることから資金流入が継続している。
MINKABU PRESS