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日本時間午前5時35分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 151.67 - 1.40 (- 0.91%) 153.27 / 151.51
ユーロ・ドル 1.1608 + 0.0044 (+ 0.38%) 1.1631 / 1.1556
ポンド・ドル 1.3346 + 0.0042 (+ 0.32%) 1.3370 / 1.3262
ドル・スイス 0.8013 - 0.0050 (- 0.62%) 0.8070 / 0.8000
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<きょうの材料>
【米国】
*ミシガン大消費者信頼感指数(10月速報値)23:00
結果 55.0
予想 54.0 前回 55.1
【カナダ】
雇用者数増減(9月)21:30
結果 6.04万人
予想 3.00万人 前回 -6.55万人(前月比)
失業率
結果 7.1%
予想 7.2% 前回 7.1%
*トランプ大統領
・中国は非常に敵対的になりつつある。
・中国に対する多くの対抗措置を検討中。
・中国製品への関税の大幅引き上げを示唆。
・韓国で習主席と会う理由はないようだ。
*ウォラーFRB理事
・ここ数カ月の雇用の伸びは恐らくマイナス。
・労働市場は弱く、それこそが政策を判断する上で最も重要。
・次期FRB議長の面接はうまくいった
・経済に関する真剣な議論が行われた。
・政治的な要素は一切なかった。
*ムサレム・セントルイス連銀総裁
・保険的効果を目的とした9月利下げを支持。
・追加利下げの可能性については柔軟な姿勢。
・金融政策には慎重な対応が必要。
・金融緩和が過剰になる前の利下げの余地は限られている。
・インフレは実質的に目標を上回っている。
・現在見られるインフレの僅か10%が関税によるもの。
・関税によるインフレ影響は2-3四半期で薄れる。
・労働市場は秩序ある形でやや軟化すると予想。
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<月曜日の材料と事前予想>
【中国】
貿易収支(9月)時刻未定
予想 989.6億ドル 前回 1023.3億ドル(ドル建て)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性
ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁、全米企業エコノミスト協会(NABE)年次総会
出席(質疑応答あり)
IMF世銀年次総会(ワシントン、18日まで)
全米企業エコノミスト協会(NABE)年次総会(フィラデルフィア、14日まで)
世界金属業界年次集会「LME Week 2025」(ロンドン、17日まで)
OPEC月報
スポーツの日祝日で東京市場は休場
コロンブスデー祝日で米債券市場は休場(株式市場は通常取引)
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きょうのNY為替市場、ドル円は151円台まで一気に急落した。トランプ大統領の
中国に関する発言で本日の市場は不安定になった。大統領は「中国は非常に敵対的にな
りつつある」と述べた上で、中国製品への関税の大幅引き上げを示唆した。「韓国で習
主席と会う理由はないようだ」とまで述べていた。
また、米政府閉鎖が10日目に突入する中、ホワイトハウスは、市場が懸念していた
連邦職員の解雇を開始したと発表したことも追い打ちをかけている。
ドル円は、高市氏の自民党総裁選の勝利をきっかけとした円安で買いが強まり、先週
末の147円台半ばから一時153円台まで急騰していた。さすがに過熱感も高まる
中、本日のトランプ大統領の発言は利益確定売りのきっかけを作ったようだ。
ユーロドルは買いが強まり1.16ドル台を回復。一方、ユーロ円は176円台前半
に急落した。政治的混乱に陥っているフランスだが、マクロン大統領は議会解散は回避
したようだ。大統領は本日複数の会派と緊急会合を開き、数時間以内に次期首相を指名
すると伝えた。会合に出席した議員からは「基本的に議会解散はなく、数時間以内に新
首相が指名される」と述べた。その新首相だが、マクロン大統領は辞任を表明したルコ
ルニュ氏を次期首相に再指名している。
ポンドドルは1.33ドル台半ばまで買い戻された。これまで強いサポートとして意
識されてきた1.33ドル台前半の水準を一旦ブレイクしたが、きょうの上げで回復し
ている。一方、ポンド円は202円台前半に下落。円の買い戻しが押し下げていた。
ポンドに関しては財政への不安が広がる中、市場は11月下旬にリーブス財務相が提
出する秋季予算案に注目している。エコノミストは、英政府は秋季予算案で示す可能性
のある歳出削減策で、政治的な困難に直面する可能性があると指摘。政府の厳しい歳出
計画と6月の歳出見直しでの困難な省庁間交渉を鑑みると、歳出削減の実行は困難が予
想されるという。
MINKABU PRESS