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2025年10月14日(火)05時31分

NY原油引け速報=反発、米大統領の対中強硬姿勢のトーンダウンで

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ニューヨーク原油(NYMEX)
             終値   前日比
原油 2025/11 59.49 + 0.59
   2025/12 59.07 + 0.59
   2026/01 58.89 + 0.62

ヒーティングオイル 2025/11 224.97 + 4.53
          2025/12 222.40 + 3.81
改質ガソリン 2025/11 184.38 + 2.34
       2025/12 179.76 + 2.17
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 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月がともに0.59ドル
高、その他の限月は0.62~0.71ドル高。中心限月の11月限は0.59ドル
高の59.49ドル。

 底割れで下げ幅が大きくなった10日の急落に対する修正高。その急落の主因となっ
ていたトランプ米大統領の中国に対する強硬姿勢がトーンダウンするなか、17日に開
催予定の米ウクライナ首脳会談で、巡航ミサイル「トマホーク」の供与が協議されると
の観測で、今後もロシアの石油施設攻撃が続きさらに同国からの原油や石油製品の供給
が細るとの見方にも支援された。この日発表された石油輸出国機構(OPEC)の月報
は世界需要の伸びが今年、来年ともに据え置きとなったことでインパクトはなかった。
 外部市場では米株が大幅高となったことも好感された。

 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに急反発。ともに原油以上の上げ幅となり、
クラックスプレッド(製品と原油のサヤ)が拡大した。とくにヒーティングオイルの上
げ幅が大きくなった。
MINKABU PRESS