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日本時間午前6時23分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 154.55 - 0.01 (- 0.01%) 154.76 / 153.62
ユーロ・ドル 1.1623 - 0.0010 (- 0.09%) 1.1654 / 1.1606
ポンド・ドル 1.3173 - 0.0019 (- 0.14%) 1.3200 / 1.3108
ドル・スイス 0.7942 + 0.0013 (+ 0.16%) 0.7948 / 0.7878
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<きょうの材料>
主な米経済指標の発表なし
*デリマー米労働長官
・10月のCPIデータを完全には収集できず。
・発表できるかも分からない。
・9月分の米雇用統計は来週発表できると期待。
*米経済指標動向
・9月分の米雇用統計は11月20日。
・8月分の建設支出は11月17日。
・8月分の米製造業受注は11月18日。
・10月分の鉱工業生産は発表延期。
*中国、日本への渡航を短期的に控えるよう国民に呼び掛け
中国外務省は、高市首相の台湾有事を巡る最近の発言で、日本に滞在する中国人の安
全に「重大なリスク」が生じたとして、中国国民に日本への渡航を短期的に控えるよう
呼び掛けた。
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<月曜日の材料と事前予想>
【日本】
実質GDP1次速報値(第3四半期)8:50
予想 -0.6% 前回 0.5%(前期比)
予想 -2.4% 前回 2.2%(前期比年率)
GDPデフレータ
予想 3.1% 前回 3.0%(前年比)
鉱工業生産(確報値)(9月)13:30
予想 2.2% 前回 2.2%(前月比)
予想 3.4% 前回 3.4%(前年比)
設備稼働率
予想 N/A 前回 -2.3%(前月比)
【英国】
ライトムーブ住宅価格(11月)09:01
予想 N/A 前回 0.3%(前月比)
予想 N/A 前回 -0.1%(前年比)
【カナダ】
消費者物価指数(CPI)(10月)22:30
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
予想 2.2% 前回 2.4%(前年比)
【米国】
ニューヨーク連銀製造業景気指数(11月)22:30
予想 5.8 前回 10.7
日本10年物価連動国債入札(2500億円程度)
欧州委員会秋季経済予測
ウォラーFRB理事が夕食会出席
ウィリアムズNY連銀総裁が挨拶(質疑応答なし)
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
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きょうのNY為替市場、ドル円は下に往って来いの展開。序盤はドル安が優勢とな
り、ドル円も153円台に下落。前日や前々日の動きで155円台の上値抵抗が強いこ
とが確認され、市場にリスク回避の雰囲気が流れていたこともあり、ドル円もロングの
調整が出ていた。
しかし、円キャリー取引への期待は根強く、下値では押し目を拾う動きも見られてい
た。そのような中、次第にドル円は買い戻され、朝方の下げを取り戻す展開。米株式市
場でIT・ハイテク株に買戻しが入り、ナスダックが大幅安からプラスに転じる中、ド
ル円も下げ渋っている。
ただ、本日は買い戻されたものの、テクニカル的にドル円を155円台に押し上げた
のはやや行き過ぎに見え、一時的な調整が起こってもおかしくはないとの見方も出てい
る。
また、市場は来年にかけて、FRBの追加利下げが行われると見ている。そのような
中で、FRBは足元で利下げに慎重なトーンではあるが、ドルは下落リスクを内包して
いるとの指摘も出ていた。もっとも、それは今後発表される経済指標の強弱の度合で決
まるという。
ユーロドルは1.16ドル台で上下動。方向感のない値動きに終始していた。ストラ
テジストは、ユーロドルは直近の上昇後、これ以上上値を伸ばす余地は限られていると
指摘している。すでに割安感は修正されており、米経済指標が弱い内容でもならない限
り、短期的な上昇余地は限定的と見ているという。
きょうのポンドドルはNY時間に入って下げ渋り、1.31ドル台半ばに買い戻され
ている。一時1.3105ドル付近まで下落。一方、ポンド円もドル円の下げもあっ
て、一時202円台半ばまで下落したものの、203円台半ばに戻す展開。21日線は
しっかりとサポートされている。
本日は、リーブス英財務相が来週26日に発表する予算案に所得税率引き上げを盛り
込む計画を断念したと伝わった。歳入不足をどう補うのか、市場では疑問が広がってい
る。この報道を受けて、英中銀の利下げ期待は後退したものの、ポンドは売り優勢とな
った。エコノミストは、ディスインフレ政策の資金調達の確実性が低下したほか、より
広範には、前倒しの財政引き締めの規模について確信が持てなくなったと述べている。
MINKABU PRESS