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2025年11月20日(木)00時18分

米株式市場序盤=IT・ハイテク株に買い戻し

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米東部時間午前10時17分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 46293.65 + 201.91 (+ 0.44%) 46299.13 / 46047.66
ナスダック総合指数  22805.34 + 372.49 (+ 1.66%) 22821.24 / 22446.89
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均が反発しているほか、ナスダックも大幅高となって
いる。本日はIT・ハイテク株に買い戻しが強まっている。特にアルファベット<GOOG
><GOOGL>に買いが強まり、決算を控えたエヌビディア<NVDA>も反発。前日比は、
ダウ工業株30種平均が201.91ドル高の4万6293.65ドル、ナスダック総
合指数が372.49高の2万2805.34。

 前日はダウ平均とS&P500が4日続落し、S&P500は8月以来最長の連続下
落を記録していた。本日は値ごろ感の買い戻しも出ているようだ。ビットコインが本日
も一時9万ドルを割り込んだが、値ごろ感の買戻しから反発に転じていることも米株式
市場をサポート。
 本日はAI関連銘柄の強さを見極める上で、引け後のエヌビディア<NVDA>の決算に
市場は備えている。多くのアナリストは、市場の予想を上回り、AIチップ需要による
堅調な売上成長を見込んでいる。
 しかし、投資家の間では「AIブームがエヌビディアなどのAI関連株の時価総額を
持続不可能な水準に押し上げているのでは」との懸念が燻っている。そのため、同社の
先行きに対する説明次第では波乱の展開も警戒されるようだ。
 ストラテジストは、「今年のAI関連株は大きく上昇しており、その分、ボラティリ
ティが高まっても不思議はない。指数レベルでも、投資家のポートフォリオでも、それ
らの銘柄への集中度合が大きく、AI関連に積極的に資金を投入している投資家ほど、
僅かな悪材料でも神経質になりやすい」と指摘している。
 その他、本日の午後にはFOMC議事録が公表される。利下げを実施したFOMCだ
が、追加利下げについての何らかのヒントがあるか注目される。
アップル<AAPL> 271.22(+3.78 +1.41%)
マイクロソフト<MSFT> 494.63(+0.84 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 221.86(-0.69 -0.31%)
アルファベットC<GOOG> 304.14(+19.18 +6.73%)
アルファベットA<GOOGL> 303.54(+19.26 +6.78%)
テスラ<TSLA> 410.25(+9.00 +2.24%)
エヌビディア<NVDA> 187.56(+6.20 +3.42%)
メタ<META> 594.82(-2.87 -0.48%)
AMD<AMD> 234.24(+3.95 +1.72%)
イーライリリー<LLY> 1041.05(+11.00 +1.07%)
MINKABU PRESS