--------------------------------------
日本時間午後11時22分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 156.81 - 0.66 (- 0.42%) 157.54 / 156.56
ユーロ・ドル 1.1511 - 0.0017 (- 0.15%) 1.1552 / 1.1497
ポンド・ドル 1.3076 + 0.0003 (+ 0.02%) 1.3103 / 1.3039
ドル・スイス 0.8075 + 0.0017 (+ 0.21%) 0.8077 / 0.8036
--------------------------------------
日本時間午後11時22分現在のドル円は1ドル=156.81円。きょうの為替市
場、ドル円はNY時間にかけて戻り売りが優勢となっており、156円台に値を落とし
ている。前日は158円をうかがう展開を見せていたものの、ロング勢も一旦後退して
いるようだ。ここ数日の急速な上昇に過熱感も高まる中、本邦勢も明日からの3連休を
前にロングを軽くしているのかもしれない。
エヌビディア<NVDA>が好決算を発表したものの、米株式市場は不安定な値動きを続
けており、暗号資産市場ではビットコインが急落。依然としてリスク回避的な雰囲気が
漂う中、ポジションを軽くしておきたいところかもしれない。
基本的な雰囲気に変化はない。FRBの12月利下げは見送られるとの観測が強まっ
ている一方、日銀の年内利上げも見送られるとみられている中、日米の金利差縮小は想
定よりもペースが遅いと見られている。
ただ、先ほどウィリアムズNY連銀総裁の発言が伝わり、「近いうちに再び利下げを
行う余地がある」と述べていた。総裁の発言を受けて、短期金融市場では12月利下げ
の確率を75%まで一気に上昇させている。為替市場もドル安の反応が出ているが、大
きな動きには至っていない。
また、高市首相はきょう、補正予算とガソリン暫定税率廃止などの減税を合わせて、
21.3兆円規模の経済対策を決定した。市場では高市政権の財政拡大への懸念は温存
されている。
円安・ドル高の流れに変化はないと思われるが、来週は感謝祭ウィークでもあり、来
週にかけてドル円も持ち高調整が出る可能性はありそうだ。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は156円に観測されている。
21日(金)
156.00(8.8億ドル)
MINKABU PRESS