8日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は前営業日比151円高の
5万0643円と反発。
前週末に日経平均は先物を絡めた売りで1%強の下げをみせたが、きょうはその反動
で買い戻しが優勢。前週末の米国株市場では追加利下げ期待を拠りどころにNYダウ、
ナスダック総合株価指数ともに上昇しており、これを受け東京市場でも投資家のセンチ
メントが改善している。ただ、日本国内では今月行われる日銀金融政策決定会合での利
上げ観測が根強く、ここ長期債利回りも急上昇傾向にあり警戒感も拭えない。日経平均
5万円トビ台後半では戻り売り圧力も予想され、上げ幅は限定的となる可能性がある。
出所:MINKABU PRESS