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2025年12月09日(火)05時28分

NY貴金属引け速報=金・銀は下落、FOMC控え手じまい売り優勢

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金 26/ 2 4217.7 - 25.3 プラチナ  26/ 1 1660.2 - 0.3
銀 26/ 3 5843.5 - 61.8 パラジウム 26/ 3 1514.50 +12.30
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 ニューヨーク金、銀は下落。金の中心限月である2月限は前日比25.30ドル安、
銀の中心限月の3月限は同61.8セント安で推移している。
 金2月限は下落。時間外取引は9日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え
て、買い玉の整理が優勢となった。欧州時間で下げ幅を拡大場面があったが下値を切り
上げ、ニューヨーク時間の取引開始前は前日の終値をわずかに下回って推移。日中取引
の開始後、12月のFOMCでの追加利下げを織り込む格好となり、手じまい売り先行
もようとなった。米長期金利が上昇、ドルが下値堅く推移から軟調に推移。一時
4200ドルに接近するまで下げ幅を拡大した。
 銀3月限は反落。時間外取引から高値警戒感から利食い売り優勢となり、ニューヨー
ク時間の取引開始前、20セント超の下落で推移。日中取引はリスク回避ムードが強ま
り一段安となった。下値切り上げも修正安局面が続いた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅安。パラジウムは続伸で推移。プラ
チナの中心限月である期近1月限が0.3ドル安、パラジウムの中心限月の期近3月限
は12.30ドル高で推移。
 プラチナ1月限は小幅安。時間外取引はアジア時間はから買い優勢。欧州時間で一段
高となり、15ドル近い上げ幅を維持して推移。日中取引開始後は金、銀の軟化から上
げ幅を削る展開。米国株が軟調に推移し、中盤にかけて、リスク回避の動きが強まり、
一段安となった。しかし終盤から引けにかけて戻り歩調となり、前日の終値水準で推
移。
 パラジウム3月限は続伸。時間外取引から買い優勢となり、25ドル超の上昇。日中
取引に入り、他の貴金属の軟調に推移から上げ幅を縮小も終盤の取引で10ドル超の上
げ幅を維持して推移。
*価格は帳入値ではなく、暫定値。
MINKABU PRESS