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2025年12月09日(火)23時30分

NY外国為替序盤=156円台半ばまで上げ拡大

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日本時間午後11時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  156.49 + 0.57 (+ 0.37%) 156.53 / 155.74
ユーロ・ドル 1.1631 - 0.0006 (- 0.05%) 1.1657 / 1.1629
ポンド・ドル 1.3308 - 0.0014 (- 0.11%) 1.3356 / 1.3301
ドル・スイス 0.8067 - 0.0001 (- 0.01%) 0.8072 / 0.8050
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 日本時間午後11時29分現在のドル円は1ドル=156.49円。きょうのNY為
替市場、ドル円は上向きの流れを持続しており、156円台半ばまで上げ幅を拡大して
いる。根強い円安の流れがドル円を下支えしている。本日の上げで21日線を回復して
きており、160円に向けて明日以降の動きが注目される。フィボナッチ61.8%戻
しの水準が156.55円付近に来ており、現在はその水準を試す展開。
 市場は明日のFOMCの結果を待っており、短期金融市場では利下げをほぼ確実視し
ている状況。ただ、市場はそれを十分に織り込み、ここ数日は来年以降の見通しに注目
が集まっている。一部からは、「パウエル議長が今回のFOMCで、来年以降の利下げ
ペースの減速を示唆するのでは」との声も出ている。根強い高インフレに加え、政府機
関閉鎖に伴う米経済指標の欠落が懸念材料となっているという。
 アナリストからは「利下げはほぼ確実に見えるが、FOMC委員の金利見通し(ドッ
ト・プロット)やパウエル議長の会見が市場の反応を決定づけ、今月残りのトーンを左
右する可能性がある」との指摘も出ていた。
 FOMC後のドル高の反応を意識した動きが、本日のドル円にも出ているのかもしれ
ない。
 このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155.50円に
観測。
9日(火)
155.50(6.6億ドル)
11日(木)
156.00(17.7億ドル)
12日(金)
155.00(11.0億ドル)
MINKABU PRESS