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2025年12月15日(月)11時49分

東京株式(前引け)=急反落、半導体株など売られるも中小型株物色は旺盛

 15日前引けの日経平均株価は前営業日比744円45銭安の5万0092円10銭
と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は11億6543万株、売買代金概算は2
兆5455億円。値上がり銘柄数は1057、対して値下がり銘柄数は501、変わら
ずは48銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は主力ハイテクセクターを中心に売りがかさみ、日経平均
は前引け時点で700円を超える下げとなっている。前週末の米国株市場でNYダウな
ど主要株価指数が揃って下落、とりわけハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数
の下げの大きさが際立った。米半導体株への売り圧力が目立っており、東京市場でもこ
の流れを引き継いで同関連株へのリスク回避目的の売りが活発化した。日経平均は前場
取引時間中にフシ目の5万円大台を割り込む場面はなかったが、前引け時点ではこの日
の安値圏で着地している。ただ、中小型株は個別に買われる銘柄も多く、値上がり銘柄
数が1000を上回り、全体の6割以上を占めている。
 個別では売買代金トップとなっているソフトバンクグループ<9984>が大きく値を下
げたほか、キオクシアホールディングス<285A.T>も商い活況ながら大幅下落と
なっている。アドバンテスト<6857>の下げが目立つほか、ファナック<6954>も軟
調。Link-Uグループ<4446>が急落。日本製鋼所<5631>、イビデン<4062>な
どの下落も目を引く。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバ
ンクがしっかり、サンリオ<8136>も頑強。
出所:MINKABU PRESS