--------------------------------------
日本時間午後11時27分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 155.41 - 0.28 (- 0.18%) 155.97 / 155.35
ユーロ・ドル 1.1738 - 0.0003 (- 0.03%) 1.1763 / 1.1713
ポンド・ドル 1.3422 + 0.0046 (+ 0.34%) 1.3446 / 1.3341
ドル・スイス 0.7943 - 0.0012 (- 0.15%) 0.7966 / 0.7929
--------------------------------------
日本時間午後11時27分現在のドル円は1ドル=155.41円。きょうの為替市
場、NY時間に入ってドル売りが優勢となっており、ドル円は155.40円近辺に伸
び悩んでいる。先ほど発表の米消費者物価指数(CPI)にドル安で反応している。総
合指数で前年比2.7%、コア指数で2.6%と予想外の伸び鈍化となった。
ただ、追加利下げ期待を高める数字となったものの、数字の割には動きは限定的な印
象もある。今回は政府機関閉鎖の影響でデータの信頼性が通常より低い可能性が事前に
指摘されていた。10月分のデータの多くが収集できなかったうえ、11月分も閉鎖の
影響で収集が遅れた。そのため今回は前月比はない。月次の変化が公表されていないた
め、何がこの数字をもたらしたのか判断しにくい面があるようだ。
また、ECBと英中銀が金融政策の結果を公表。予想通りにECBは据え置き、英中
銀は利下げを実施した。ポンドは英中銀の決定に買いの反応を見せていた。委員の投票
は5対4と僅差での決定となったことや、英中銀は、26年にかけて追加利下げの余地
があるとの見方を示したものの、今後の判断は微妙なバランスになるとも警告していた
ことがポンド買いの反応に結びついた模様。
一方、明日は日銀決定会合の結果が発表され、利上げが確実視されている。市場は十
分に織り込んでおり、来年以以降のヒントを待っている。利上げの方向性は変わらない
と見られるが、市場はそれによって円高に流れが変わるとまでは見ていない。
実質金利から考えれば、円安の流れが止まるにはまだ利上げが必要とエコノミストは
述べている。ただ、想定される中立金利から、回数についてはあと1回か2回と見てい
るようだ。短期金融市場では来年7月までに1回の利上げの可能性を織り込んでいる。
このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測
されていない。
18日(木)
現行付近にはなし
19日(金)
155.00(21.8億ドル)
MINKABU PRESS