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2025年12月25日(木)06時15分

NY外為市況=155円台後半

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日本時間午前6時14分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  155.96 - 0.27 (- 0.17%) 156.28 / 155.56
ユーロ・ドル 1.1778 - 0.0017 (- 0.14%) 1.1808 / 1.1773
ポンド・ドル 1.3500 - 0.0018 (- 0.13%) 1.3534 / 1.3492
ドル・スイス 0.7881 + 0.0003 (+ 0.04%) 0.7897 / 0.7862
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<きょうの材料>
*米新規失業保険申請件数(12月20日週)22:30
結果 21.4万人
予想 22.4万人 前回 22.4万人
*米7年債入札結果
最高落札利回り 3.930%(WI:3.933%)
応札倍率    2.51倍(前回:2.46倍)
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<明日の材料と事前予想>
特に目立った経済指標の発表はなし
植田日銀総裁が講演
クリスマスのため英欧米、香港オセアニア市場は休場
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 きょうのNY為替市場、ドル円は東京時間に一時155円台半ばまで下落していたも
のの買い戻される展開。ただ、一時156円台まで戻したものの上値を抑えられてい
る。本日の21日線が155.90円付近に来ており、その水準が上値レジスタンスに
変化した兆候も見られた。
 本格的にブレイクするようであれば、重要なチャート上のサポートと見られている1
54円台半ばの水準が視野に入る状況。さらにそこを下抜ければ、円はテクニカル的に
買戻しを強める可能性があるとの見方も出ている。
 片山財務相のインタビューを受けた円高が続いているものの、クリスマス・年末とい
う時期の中で、あくまで調整が中心。新規マネーが入ってくれば、ドル円は再び160
円を目指すとの見方も多いようだ。
 円は回復基調を維持しているが、海外勢中心に介入への警戒が根強いようだ。「ファ
ンダメンタルズから乖離した動きや年末の薄商いは、介入にとって説得力のある環境
で、休暇中に行動が取られるリスクはある」との指摘も出ていた。
 ユーロドルは伸び悩む動きを見せ、1.17ドル台後半での推移。本日は一時1.1
8ドル台と3カ月ぶりの高値水準に上昇していた。一方、ユーロ円は一時183円台前
半まで下落したものの、183.60円付近に戻す展開。
 このまま行けばユーロドルは、年ベースで反発して今年を終える見通し。ドル安とド
イツの財政刺激策がユーロ圏経済に波及するとの楽観的な見方に支えられている。直近
のドル安はFRBによる追加利下げへの期待を反映しているが、今年はトランプ大統領
の不安定な政策運営による経済への影響に対する懸念からもドルは圧力を受けていた。
 FRBとは対照的にECBは当面金利を据え置くと予想されており、米欧の金融政策
格差がユーロドルを下支えしており、年初来では約14%上昇している。
 ポンドドルは緩やかな売りに押され、一時1.34ドル台に下落する場面も見られ
た。一方、ポンド円も一時210円台前半に下落する展開。
 本日は戻り売りに押されたものの、このところのポンドはリバウンドの流れが続いて
いる。ただ、根底にある英経済の逆風が続く中、現在のポンド高は間もなく勢いを失う
との指摘が出ている。2026年は英経済の冷え込みで、英中銀の追加利下げが期待さ
れることから、ポンド高はいずれ抑制されるはずだという。
MINKABU PRESS