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2026年01月17日(土)06時29分

NY外為市況=トランプ発言に翻弄

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日本時間午前6時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.08 - 0.55 (- 0.35%) 158.70 / 157.82
ユーロ・ドル 1.1601 - 0.0008 (- 0.07%) 1.1627 / 1.1585
ポンド・ドル 1.3379 - 0.0002 (- 0.01%) 1.3413 / 1.3366
ドル・スイス 0.8029 - 0.0003 (- 0.04%) 0.8039 / 0.8006
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<きょうの材料>
*米鉱工業生産(12月)23:15
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 0.4%(0.2%から修正)(前月比)
*米設備稼働率(12月)23:15
結果 76.3%
予想 76.0% 前回 76.1%(76.0%から修正)(前月比)
*NAHB住宅市場指数(1月)00:00
結果 37
予想 40  前回 39
【カナダ】
*住宅着工件数(12月)22:15
結果 28.24万件
予想 25.5万件 前回 25.46万件(25.41万件から修正)
*トランプ大統領
・ハセット米国家経済会議(NEC)委員長には「現職に留まってほしい。
・グリーンランドに関して協力しない国には関税を課す可能性。
・国家安全保障のためにグリーンランドが必要だからだ。
*ハセット米国家経済会議(NEC)委員長
・経済安定にはFRBの独立性は不可欠。
・FRBのビル建設費超過問題で問題なしを予想。
・ウォーシュ氏、リッダー氏はともにFRB議長に適任。
・自身がFRB議長に就任すれば、独立性を誓約。
・最高裁がトランプ大統領に不利な判決の場合の選択肢を模索。
*ジェファーソンFRB副議長
・新たな資産購入は景気刺激を目的としない。
・インフレは2%目標へ向けた軌道に戻る見込み。
・失業率は2026年まで横ばいでの推移を見込む。
・現行政策は米国を良好な位置に置いている。
・コア商品価格は上昇も、関税の影響は長続きしない。
・レポ金利が高いにもかかわらず、取引は秩序を保っている。
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<月曜日の材料と事前予想>
【日本】
機械受注(11月)08:50
予想 -5.1% 前回 7.0%(前月比)
予想 5.1% 前回 12.5%(前年比)
鉱工業生産(確報値)(11月)13:30
予想 -2.6% 前回 -2.6%(前月比)
予想 -2.1% 前回 -2.1%(前年比)
【英国】
ライトムーブ住宅価格(1月)09:01
予想 N/A 前回 -1.8%(前月比)
予想 N/A 前回 -0.6%(前年比)
【中国】
実質GDP(第4四半期)11:00
予想 4.6% 前回 4.8%(前年比)
予想 1.1% 前回 1.1%(前期比)
小売売上高(12月)11:00
予想 1.1% 前回 1.3%(前年比)
予想 N/A 前回 4.0%(年初来・前年比)
鉱工業生産指数(12月)11:00
予想 5.0% 前回 4.8%(前年比)
予想 N/A 前回 6.0%(年初来・前年比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・確報値)(12月)19:00
予想 2.0% 前回 2.0%(前年比)
予想 2.3% 前回 2.3%(コア・前年比)
【カナダ】
消費者物価指数(CPI)(12月)22:30
予想 -0.4% 前回 0.1%(前月比)
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)
日銀「生活意識に関するアンケート調査」
IMF世界経済見通し
高市首相が会見、衆院解散する方針を説明へ
ユーロ圏財務相会合、デギンドスECB副総裁後任候補者選出
世界経済フォーラム(WEF)年次総会(通称:ダボス会議)(スイス、23日まで)
キング牧師生誕記念日祝日のため米株式・債券市場は休場
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 きょうのNY為替市場、トランプ大統領の2つの発言に翻弄された。1つは、ハセッ
ト米国家経済会議(NEC)委員長には「現職に留まってほしい」との言及と、もう1
つは、「グリーンランドに関して複数国に関税を課す可能性ある」との言及。
 ハセット委員長が議長候補から完全に外れたことを正式に示すものではないものの、
同氏が議長に就任した場合のリスクは後退した格好。特に、堅調な景気と根強いインフ
レが続く中でも、ハセット委員長の著しくハト派的な発言はドルにとって重しと受け止
められてきた。なお、市場ではウォーシュ元FRB理事が最有力候補に浮上しているよ
うだ。為替市場はドル高の反応が見られた。
 片山財務相の口先介入が相次いでいるが、市場は敏感に反応するものの一時的な動き
に留まっている。日本の当局は円安を食い止めるのに苦労するのではとの指摘も出てい
る。積極財政への期待が薄れる可能性は低く、高市首相が総選挙を経て権力基盤を強化
すれば、さらなる財政刺激策を推進する可能性が高い。有権者も求めている。また、日
銀の追加利上げへの期待も後退するという。けん制発言に持続性はなく、しばらくは緩
やかに円安は進むと見ているようだ。
 ユーロドルは売りに押され、1.15ドル台に一時下落。NY時間に入るまでは静か
な値動きをしていたが、トランプ大統領の発言に翻弄。特に、グリーンランドに関して
複数国に関税を課す可能性との言及にユーロは圧迫されていた。
 200日線が1.1585ドル近辺に来ており、一時顔合わせしていたが、きょうの
ところはサポートされていた。一方、ユーロ円は183円台前半まで下落し、21日線
を下回る展開。来週以降の動きが注目される。
 キャリー取引の調達通貨としてユーロが選好される可能性がアナリストから指摘され
ている。ユーロは対ドルでレンジ相場となっており、オプション市場での1カ月物のボ
ラティリティー(予想される価格変動)は5%近辺での低水準が続いている。これによ
り、投資家はユーロで調達し、高利回りの新興国通貨に投資するキャリー取引を行うこ
とが促される可能性があるという。金利の低い円での調達よりもリスクが低いと見なさ
れる可能性にも言及。円の1カ月物のボラティリティーは8.5%で、日本当局が介入
を行う可能性がある点を指摘していた。
 ポンドドルは1.33ドル台に再び下落。ロンドン時間には1.34ドル台まで買い
戻されていたが、200日線と100日線に間での推移となっている。一方、ポンド円
は3日続落し211円台に下落。211.50円付近に来ている200日線に顔合わせ
しており、こちらは円相場次第だが、来週の動きが注目される。
 アナリストからは、ここに来て、11月の英予算案以降の財政懸念が後退しており、
今年のポンドは強含む公算が大きいとの指摘が出ている。昨年は市場が財政リスクに敏
感になる中、ポンドにとってそれはアキレス腱だった。しかし、英国債市場で、投資家
が長期債保有するに対して要求する追加的な補償であるタームプレミアムが低下してお
り、それはポンドを下支えするという。
 また、スターマー政権が進めるEUとの関係改善が実現すれば、英経済に対する構造
的な逆風の一部が取り除かれ、さらにポンドを支援する可能性があるとも述べている。
MINKABU PRESS