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2026年01月21日(水)06時26分

NY外為市況=ドル安が優勢

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日本時間午前6時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.21 + 0.10 (+ 0.06%) 158.60 / 157.48
ユーロ・ドル 1.1723 + 0.0077 (+ 0.66%) 1.1768 / 1.1633
ポンド・ドル 1.3437 + 0.0012 (+ 0.09%) 1.3491 / 1.3410
ドル・スイス 0.7899 - 0.0076 (- 0.95%) 0.7984 / 0.7880
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<きょうの材料>
主な米経済指標の発表はなし
*ADP雇用統計、週平均8000人増
 ADPが週次の雇用統計を発表。12月27日までの4週間で週平均8000人増加
した。前週分は速報値の1万1750人から1万1250人に下方修正された。
*ナーゲル独連銀総裁
・物価安定目標に近づいている。
・財政再建が不可欠となる局面が到来。
・FRBの独立性にリスクが生じるとは思わなかった。
*ウクライナ首席補佐官
 ウクライナとロシアの和平合意に向けて進展があったと、ゼレンスキー大統領の新し
い首席補佐官で元情報機関トップのブダノフ氏がスイスで開催中のダボス会議で述べ
た。
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
消費者物価指数(CPI)(12月)16:00
予想 0.3% 前回 -0.2%(前月比)
予想 3.3% 前回 3.2%(前年比)
予想 3.2% 前回 3.2%(コア・前年比)
小売物価指数(RPI)(12月)16:00
予想 0.5% 前回 -0.4%(前月比)
予想 4.1% 前回 3.8%(前年比)
予想 4.0% 前回 3.7%(前年比・除くモーゲージ利払い)
生産者物価指数(PPI)(12月)16:00
予想 -0.2% 前回 0.3%(仕入・前月比)
予想 1.0% 前回 1.1%(仕入・前年比)
予想 0.1% 前回 0.1%(出荷・前月比)
予想 3.3% 前回 3.4%(出荷・前年比)
【米国】
中古住宅販売成約指数(12月)22日00:00
予想 -0.5% 前回 3.3%(前月比)
建設支出(10月)22日00:00
予想 0.1% 前回 N/A(前月比)
【カナダ】
鉱工業製品価格(12月)22:30
予想 0.4% 前回 0.9%(前月比)
原材料価格指数
予想 -0.5% 前回 0.3%(前月比)
米20年債入札(130億ドル)
ラガルドECB総裁がダボス会議出席
トランプ大統領がダボス会議で住宅価格高騰対策などについて演説
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 きょうのNY為替市場、ドル安が優勢となり、ドル円は一時157.50円に値を落
とす場面も見られた。グリーンランドを巡る米欧の対立が激化しており、米株式市場は
大幅安、米国債も売りが強まり、利回りが急上昇していた。ただ、為替市場はそれに比
べれば落ち着いた動きをしていた印象。米国債利回りの上昇については、デンマークの
年金基金が米国債投資からの離脱を表明したほか、日本国債の利回りが急上昇している
ことも押し上げ要因となっている。
 ベッセント財務長官はダボス会議出席の際のインタビューで、日本国債の売り(利回
り上昇)が進む中、片山財務相と協議したことを明らかにしていた。日本国債の下落は
米国債市場にも波及したとの見方を示した上で、「私は日本の経済担当カウンターパー
トと連絡を取っている。日本側から市場を落ち着かせる発言が出てくることを確信して
いる」と述べた。
 円にとっては金曜日の日銀決定会合が注目される。今回は据え置きが確実視されてお
り、植田総裁の会見が注目となる。これまで通りに追加利上げの方向性は示唆するもの
と思われるが、市場は年内の時期と回数のヒントを探っている状況。いまのところ短期
金融市場では、6月に1回、10月か12月に1回を見込んでいる。
 日本国債の利回りが急上昇しているが、その辺に対する言及が何かあるかも注目。利
回りの過度な動きについては、財務当局もさることながら、中央銀行の守備範囲でもあ
る。英国のトラス政権の時も、ギリシャの時もそうだった。ただし、日銀はブラックア
ウト期間。
 ユーロドルは買いが優勢となり、一時1.17ドル台半ばまで上昇。米欧の対立はユ
ーロ売り材料のようにも思われるが、意外にもユーロは買いで反応。デンマークの年金
基金が米国債投資からの離脱を発表していたが、ドル離れが加速する可能性の方を市場
は警戒している模様。きょうの上げで100日線と21日線を一気に上抜けており、昨
年末からの緩やかな下げを解消している。再び上昇トレンドに戻すか明日以降の動きが
注目される展開。
 一方、ユーロ円は185円台に再び上昇しており、ユーロ発足以来の高値水準に再び
上昇している。
 ポンドドルは一時1.34ドル台後半に上昇。一方、ポンド円はロンドン時間の早朝
に213円台まで上昇する場面が見られたが、212円台前半まで伸び悩む場面が見ら
れた。
 本日は9-11月の英雇用統計が公表されていたが、英企業の雇用削減が2020年
以来のペースに達し、賃金上昇率が約3年半ぶりの低水準に鈍化した。市場は4月か6
月の英中銀の追加利下げを見込んでいるが、その予想に沿った内容と受け止められてい
る。
MINKABU PRESS