--------------------------------------
日本時間午前6時24分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 153.40 + 1.19 (+ 0.78%) 154.05 / 152.18
ユーロ・ドル 1.1948 - 0.0093 (- 0.77%) 1.2045 / 1.1896
ポンド・ドル 1.3804 - 0.0045 (- 0.32%) 1.3849 / 1.3750
ドル・スイス 0.7690 + 0.0078 (+ 1.02%) 0.7728 / 0.7612
------------------------------------
<きょうの材料>
【米国】
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)29日0:30
原油 -229.5万(4億2375万)
ガソリン +22.3万(2億5721万)
留出油 +32.9万(1億3292万)
(クッシング地区)
原油 -27.8万(2479万)
*()は在庫総量
*FRB政策金利 29日4:00
結果 3.50~3.75%
予想 3.50~3.75% 前回 3.50~3.75%
【カナダ】
中銀政策金利(1月)23:45
結果 2.25%
予想 2.25% 前回 2.25%
*パウエル議長
・失業率には安定化の兆候が見られる。
・個人消費は回復力を見せている。
・企業投資は拡大を継続。
・政府機関閉鎖は第4四半期成長を押し下げた可能性が高いが、回復の見込み。
・雇用、求人、賃金上昇にほとんど変化なし。
・政策決定は会合ごとに個別に判断する方針。
・高止まりするインフレは主に関税対象品の押し上げを反映。
・他当局者の発言には応答しない
・クック理事の事件は恐らくFRB史上最も重要な判例。
・ボルカー元FRB議長は最高裁判例で有名になった。
・召喚状に関する発言の詳細は述べない。
・FRB議長任期後の計画は未定。
・ドル相場についてはコメントしない。
・全体として12月時点の予測より強気の見通し。
・政策金利は妥当な中立金利のレンジ上限付近にある。
・関税の影響の多くは経済を通過済み。
・利上げは誰の基本シナリオにもない。
・10年債利回りと翌日物金利の間に緊密な関連性はない。
・ティリス上院議員の指名候補者阻止についてはコメントを控える。
・FRBの独立性が失われれば、信頼回復は困難。
・コンファレンスボード指標は労働市場の軟化を示唆。
・経済の強さは再びわれわれを驚かせた。
・政治に関与しないというのが次期FRB議長への助言。
・貴金属市場をマクロ的に深読みすべきではない。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ユーロ圏景況感指数(1月)19:00
予想 96.8 前回 96.7
ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(1月)19:00
予想 -12.4 前回 -12.4
【米国】
貿易収支(11月)22:30
予想 -450億ドル 前回 -294億ドル
新規失業保険申請件数(01/18 - 01/24)22:30
予想 20.4万件 前回 20.0万件
非農業部門労働生産性指数(確報値)(第3四半期)22:30
予想 4.9% 前回 4.9%(前期比)
単位労働費用
予想 -1.9% 前回 -1.9%(前期比)
耐久財受注(確報値)(11月)30日00:00
予想 N/A 前回 5.3%(前月比)
予想 N/A 前回 0.5%(輸送除くコア・前月比)
製造業新規受注(11月)30日00:00
予想 0.5% 前回 -1.3%(前月比)
【カナダ】
国際商品貿易(11月)22:30
予想 -6.8億カナダドル 前回 -5.8億カナダドル
米7年債入札(440億ドル)
EU外相理事会
スターマー英首相が中国訪問(31日まで)
-----------------------------------
きょうのNY為替市場、ドル安・円高の動きが一服し、ドル円は一時154円台まで
買い戻される場面も見られた。先週の19日以降、今週まででドル指数は3%超急落し
ており、さすがに過熱感も出ている。本日はベッセント財務長官の発言もドルの買い戻
しを加速させた。長官は「米国は常に強いドル政策を取っている。ドル円相場への米国
の介入は絶対にしていない」と述べていた。
それでも市場では、ドルの弱気の虫が再度鳴り始めたようだ。もともと今年のドルを
弱気見ていた向きは多かったが、前日のトランプ大統領の発言は決定打だったかもしれ
ない。大統領は「ドルの下落が大き過ぎるとは考えていない。ドル安を懸念していな
い」と述べていた。
一部からは、「予測不可能な米国の政治は、間違いなくドルにとってマイナスで、市
場に新たな政治リスクプレミアムを織り込ませる」との見解も出ている。今年のドルは
G10通貨の中で最下位圏に低迷しており、伝統的に安全資産とされてきたドルへの投
資家の見方が変わりつつあることを示す動き。
米財政赤字の拡大懸念、制裁リスク、貿易摩擦に加え、金やその他の準備資産への分
散投資加速などが、ドルへの圧力となっている模様。そのほかに何と言っても、FRB
の追加利下げ期待、そして「FRBの独立性」もドルを圧迫。単なる市場心理だけでな
く、米国からの巨額の資金移動も観測されている。
そして、午後にFOMCの結果が公表され、大方の予想通りに政策は据え置かれた。
注目されたパウエル議長の会見も概ね想定通り。労働市場の下振れリスクの表現を削除
し、雇用改善に言及していたことで、早期利下げへの期待は若干後退していたものの、
短期金融市場では年内1回か2回の利下げを織り込みでほぼ変わらず。注目されていた
政治面については言及を避けていた印象。ドルについても発言を控えていた。特に波乱
もなかったことから、米株式市場の反応も限定的で無風の通過となった印象。
ユーロドルは1.20ドル台から一時1.19ドル台前半まで下落。一方、ユーロ円
もNY時間の開始までは売りが優勢となっていたが、ベッセント財務長官の発言でドル
円の買い戻しが強まっていることから、ユーロ円も182円台半ばから183円台半ば
まで一気に上昇する場面も見られた。
ドル安の加速からユーロドルは急ピッチで上昇し、大木か節目の1.20ドルを1月
中に回復している。この動きを見て、ECB理事からもけん制発言が出始めている。ビ
ルロワドガロー仏中銀総裁は「ユーロ高がインフレに与える影響を注意深く見守ってお
り、政策決定に際してその影響を考慮する」と述べていた。一方、シムカス・リトアニ
ア中銀総裁も「ユーロドルの水準は政策の方向性を示唆しない」と述べていた。
関税の影響がある中、過度なユーロ安が重なると交易条件が悪化することから、急激
なユーロ安は看過できないようだ。
ポンドドルも戻り売りが強まった。前日は一時1.3870ドル付近まで上昇し、2
021年9月以来の高値水準まで上昇していた。ただ、急ピッチな上昇に高値警戒感も
出ており、本日は戻り売りに押されている状況。一方、ポンド円はNY時間に入って買
い戻しが膨らんでおり、21日線が控える211円台後半まで一時買い戻されていた。
英財政状況は非常に脆弱に見えるとの指摘がエコノミストから出ている。26年世界
経済見通し会議で述べた。11月の予算案では、財政余力が約90億ポンドから約20
0億ポンドに引き上げられ、市場に一定の安心感をもたらした。リーブス英財務相は、
歳入増を目的とした、後半に集中する増税も発表。
しかし、今回の予算措置は必要な収入をもたらす可能性は低いように見えると、同エ
コノミストは指摘。英国の成長見通しは弱く、政府収入を押し上げる可能性は低いとい
う。
MINKABU PRESS