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2026年03月12日(木)05時26分

NY外為市況=ドル高が続く

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日本時間午前5時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.93 + 0.88 (+ 0.56%) 158.98 / 157.86
ユーロ・ドル 1.1571 - 0.0040 (- 0.34%) 1.1645 / 1.1561
ポンド・ドル 1.3416 - 0.0002 (- 0.01%) 1.3458 / 1.3394
ドル・スイス 0.7799 + 0.0014 (+ 0.18%) 0.7809 / 0.7765
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<きょうの材料>
【経済指標】
*米消費者物価指数(CPI)(2月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.4%
予想 2.4% 前回 2.4%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 2.5%
予想 2.5% 前回 2.5%(コア・前年比)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +382.4万(4億4310万)
ガソリン -365.4万(2億4948万)
留出油  -134.9万(1億1943万)
(クッシング地区)
原油 +11.7万(2658万)
()は在庫総量
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.217%(WI:4.210%)
応札倍率    2.45倍(前回:2.39倍)
*トランプ大統領
・(イランについて)必要ならさらに多くの標的を攻撃可能。
・イランには除去可能なものを残している。
・米国の攻撃でイランの機雷敷設艦はほぼ全滅。
・イラン支援の国内テロ攻撃は懸念していない。
・(スペインについて)協力していない。
*2月の米財政赤字、3075億ドル
 米財務省が2月の米財政収支を発表し、財政赤字は3075億ドルとなり、予想(3
100億ドルの赤字)をやや下回った。
*シュナーベルECB専務理事
・金融政策は適切な水準を維持。
・インフレ上昇リスクに要警戒。
・エネルギー価格ショックの持続性を注視すべき。
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
RICS住宅価格指数(2月)09:01
予想 -9% 前回 -10%
【米国】
住宅着工件数(1月)21:30
予想 134.5万件 前回 140.4万件
住宅建築許可件数
予想 139.6万件 前回 N/A
貿易収支(1月)21:30
予想 -665億ドル 前回 -703億ドル
新規失業保険申請件数(03/01 - 03/07)21:30
予想 21.4万件 前回 21.3万件
【カナダ】
国際商品貿易(1月)21:30
予想 -10.0億カナダドル 前回 -13.1億カナダドル
ベイリー英中銀総裁が挨拶
ボウマンFRB副議長、バーゼルIIIと銀行規制について講演(質疑応答あり)
ECBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)(18日まで)
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 きょうも為替市場はドル高が優勢となり、ドル円は159円手前まで上昇。原油高が
続く中、ドル円は節目の158円を上放れる展開が見られ、160円を視野に入れそう
な気配が見られている。
 中東情勢が依然として混迷が続く中、原油相場は90ドルは下回っているものの、強
い値動きが続いている。インフレ警戒から米国債利回りも上昇し、引き続きドルをサポ
ート。明日以降、介入警戒感も強まりそうだが、クロス円を見ると円安自体はさほど強
まっておらず、ドル円については専らドル高に伴う上昇となっている。
 エネルギーの海外依存度が高い日本経済には、今回の中東情勢の混迷は痛手となる。
日本は16日にも石油備蓄の放出を実施するとも伝わっているが、目先はエネルギー価
格の上昇は避けられない情勢。高市政権がエネルギー関連の補助金など何らかの財政措
置を打ち出すようであれば、一部からはの財政拡大に対するノイズが再び市場から出て
きそうな気配もありそうだ。
 なお、この日は2月の米消費者物価指数(CPI)が発表された。予想範囲内でイン
フレの落ち着きを示す内容ではあったが、為替市場はその後にドル高が強まった。イラ
ン攻撃前のデータでもあることから、市場の注目度もまちまちだったが、ひとまず材料
を通過したことで再度ドル買いに動いていたのかもしれない。
 ユーロドルは一時1.1560ドル付近まで下落。200日線の下での推移が続いて
おり、上値が重い展開が続いている。ここ数日1.15ドル台前半でサポートされてい
るが、今回はどうか注目される。さすがに下げ過ぎ感は否めず、RSIは売られ過ぎの
30付近まで低下。
 一方、ユーロ円は183円台後半での推移。ドル円は上昇しているものの、円安の動
きは強まっておらず、対ユーロでは底堅く推移している。
 中東情勢の混乱で原油が急騰する中、ECBの年内利上げ期待が浮上。短期金融市場
では1回は100%の確率で織り込まれており、2回目も確率が60%まで上昇してい
る。ただ、資金はユーロからドルに向かっており、金利以上に、エネルギーの輸入依存
度が高い欧州経済に打撃と見られているようだ。米国はエネルギー輸出国。
 ポンドドルも上値の重い展開で、本日も200日線で上値を抑えられ、2月以降の下
げトレンドを継続している。ポンド円はドル円に追随する格好で213円台を回復。
 エコノミストは、英経済への影響は中東情勢の展開や供給混乱の規模・期間に大きく
左右される見通しで、長引くようであれば、年後半にはインフレが英中銀の予想よりも
約1%ポイント高くなる可能性があると指摘している。
 また、失業率も年半ばまでに英中銀の予想である5.3%を上回る確率は75%と見
ている。労働市場の弱さは、今後数カ月間における英中銀のタカ派政策の転換を抑える
要因になる可能性が高いという。
MINKABU PRESS