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2026年03月18日(水)05時31分

NY外為市況=ドルは戻り売り

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日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  159.05 - 0.02 (- 0.01%) 159.49 / 158.72
ユーロ・ドル 1.1537 + 0.0032 (+ 0.28%) 1.1547 / 1.1466
ポンド・ドル 1.3353 + 0.0033 (+ 0.25%) 1.3365 / 1.3274
ドル・スイス 0.7851 - 0.0026 (- 0.33%) 0.7900 / 0.7844
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<きょうの材料>
【米国】
*米中古住宅仮契約件数(2月)23:00
結果 1.8%
予想 -0.6% 前回 -1.0%(-0.8%から修正)(前月比)
*米20年債入札結果
最高落札利回り 4.817%(WI:4.824%)
応札倍率    2.76倍(前回:2.36倍)
*トランプ大統領
 トランプ大統領は、中国の習近平国家主席との首脳会談を延期すると発表した。「会
談は再調整する。われわれは中国と協力しており、中国側も問題ないとしている」と述
べた。新たな日程は明らかにされていないが、約5-6週間後に開催されるとの見通し
を示した。
*トランプ大統領
 トランプ大統領は長年の同盟国を激しく批判。同盟国に支援を要請したが、多くの国
は事実上拒否している。トランプ大統領はSNSへの投稿で、北大西洋条約機構(NA
TO)と日本、オーストラリア、韓国の支援は必要としていないと主張。これらの国々
はいずれも、米国とイスラエルの軍事作戦への関与を望まない姿勢を示している。
*リーブス英財務相
 リーブス英財務相は、国内の経済成長を押し上げる取り組みの一環として、地方に国
税収入の一部を移管させる計画を策定していると明らかにした。
*ギリシャと欧州、イラン近海の軍事作戦には参加せず
 トランプ大統領がホルムズ海峡での航行支援のため、同盟国に艦船の派遣を要求した
ことについて、ギリシャのミツォタキス首相は17日、ギリシャと欧州はイラン近海で
のいかなる軍事作戦にも参加しないと述べた。
*イスラエル、イランのラリジャニ氏を殺害
 イラン最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長を殺害したと、イスラ
エルのカッツ国防相が発表した。ラリジャニ氏の死亡をイランは公式に確認していな
い。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
通関ベース貿易収支(2月)08:50
予想 -4650億円 前回 -11635億円
予想 -6075億円 前回 4555億円(季調済)
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・確報値)(2月)19:00
予想 1.9% 前回 1.7%(1.9%から修正)(前年比)
予想 2.4% 前回 2.4%(コア・前年比)
【米国】
生産者物価指数(PPI)(2月)21:30
予想 0.2% 前回 0.5%(前月比)
予想 3.0% 前回 2.9%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.8%(コア・前月比)
予想 3.7% 前回 3.6%(コア・前年比)
耐久財受注(確報値)(1月)23:00
予想 -1.4% 前回 -1.4%(前月比)
予想 1.0% 前回 1.0%(輸送除くコア・前月比)
製造業新規受注(1月)23:00
予想 0.2% 前回 -0.7%(前月比)
FOMC(3月)19日3:00
予想 3.50~3.75% 前回 3.50~3.75%
FOMC委員の金利見通し(ドットプロット)、FRB経済見通しも公表
パウエル議長会見 19日3:30
【カナダ】
中銀政策金利(3月)22:45
予想 2.25% 前回 2.25%
【NZ】
実質GDP(第4四半期)19日06:45
予想 0.4% 前回 1.1%(前期比)
予想 1.7% 前回 1.3%(前年比)
春闘集中回答日
訪日外客数(2月)
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 きょうのNY為替市場、ドルの戻り売りが優勢となり、ドル円は158円台に再び値
を落とす場面も見られた。本日も原油相場は上昇し、一時98ドル台を回復していた
が、NY時間にかけて伸び悩む展開を見せ、ドルの戻り売りに繋がっていた模様。ドル
円は本日も一時159円台半ばまで上昇していたが、節目の160円にはなお慎重なよ
うだ。
 一部からは、ドル円は原油価格と米国債に歩調を合わせているが、明確な方向感まで
はまだない。これは、為替市場のポジショニングがまだ一方向に偏り過ぎていないこと
を示唆しているとの声も出ていた。目先は今回のサイクル高値である159.75円が
意識されている。本日も片山財務相や植田日銀総裁が国会で発言していたが、市場は現
時点での介入は想定していないようだ。
 本日からFOMCが始まり、明日の現地時間午後2時(日本時間19日午前3時)に
結果が公表される。トランプ大統領の利下げ圧力が強まる中でも、市場は、今回は据え
置きを確実視しているようだ。注目は最新の委員の金利見通し(ドットプロット)やパ
ウエル議長の会見となりそうだ。
 ユーロドルは1.15ドル台に買い戻される展開。ユーロ円も上昇し、183円台前
半の21日線の水準で推移していた。米大手証券のストラテジストは、ECB関係者の
最近の発言に市場は過剰反応し、利上げの可能性を過大評価しているとの見方を示して
いる。今週19日のECB理事会までにイラン情勢が沈静化する可能性は全くないが、
中期的には、ECBと投資家はインフレだけではなく、エネルギー価格上昇が経済活動
に与える影響に注目するだろうと述べている。
 イラン情勢の明確な着地点は見えないものの、政策金利に敏感な2年債利回りのエネ
ルギー価格上昇に対する感応度は次第に低下すると予想。市場がエネルギー価格上昇に
よる経済活動への影響に注目し始めることを要因として挙げている。
 ポンドドルは1.33ドル台半ばまで買い戻された。目先は1.34ドル付近に来て
いる100日線まで戻せるか注目される。一方、ポンド円は212円台まで上昇。21
日線の上での推移が続いており、上向きの流れを継続している。
 中東紛争はすでに英経済に影響を及ぼしており、燃料価格が急上昇し、3月の英消費
者物価指数(CPI)は紛争開始前の予想である2.9%を0.3%ポイント程度上回
る見通しとなっている。さらに原油価格が現行水準で推移すれば、4月には0.5%ポ
イント高くなる可能性もあるという。
 こうした状況から、英中銀は今週の政策委員会で金利を据え置き、慎重なトーンを維
持する可能性が高いと見られている。政策金利が中立水準をやや上回る程度にある中、
利下げバイアスを後退させ、よりバランスの取れたガイダンスへと移行することで、今
後の情勢変化に柔軟に対応する余地を確保すると見られている。
MINKABU PRESS