経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年04月08日(水)05時41分

NY外為市況=ドル円は上下動

--------------------------------------
日本時間午前5時40分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  159.59 - 0.09 (- 0.06%) 160.03 / 159.47
ユーロ・ドル 1.1598 + 0.0057 (+ 0.49%) 1.1605 / 1.1524
ポンド・ドル 1.3293 + 0.0058 (+ 0.44%) 1.3300 / 1.3212
ドル・スイス 0.7978 - 0.0003 (- 0.04%) 0.8011 / 0.7973
------------------------------------
<きょうの材料>
【米国】
耐久財受注(速報値)(2月)21:30
結果 -1.4%
予想 -1.0% 前回 -0.5%(0.0%から修正)(前月比)
結果 0.8%
予想 0.6% 前回 0.3%(0.4%から修正)(輸送除くコア・前月比)
*トランプ大統領
 トランプ大統領は、「1つの文明全体が今夜滅び、二度と戻ることはないだろう」と
SNSに投稿。さらに「そうなってほしくはないが、恐らくそうなる」とも付け加え
た。
*米3年債入札結果
最高落札利回り 3.897%(WI:3.909%)
応札倍率    2.68倍(前回:2.55倍)
*ウィリアムズNY連銀総裁
・エネルギー価格上昇で総合インフレは押し上げられる。
・ただ、基調的な物価圧力の見通しは概ね変わらない。
・26年の成長見通しを2.0-2.5%へやや引き下げ。
・インフレは上昇を予想。
・ただし、政策金利を変更する必要はない。
・3月の強い米雇用統計を受けて、労働市場に自信を示す。
・パウエル議長は、新議長が承認されるまでFOMCのトップを務める。
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・原油価格がスタグフレーション的な形で物価を押し上げる可能性。
・雇用の伸び悩みと解雇の少なさも不確実性の要因。
・経済見通しについて慎重かつ不安を抱いている。
・持続的なインフレは責務に定着する恐れ。
・特定のセクターを除けば、採用率の低さはAIによるものではない。
*米国、イランのカーグ島の軍事標的を空爆
 米国はイランの原油積み出し拠点であるカーグ島の軍事標的を空爆した。標的はバン
カーやレーダー基地、兵器庫などだった。カーグ島の着岸ドックには、意図的に攻撃し
なかったという。
*イラン、停戦協議を停止
 イランが米国との交渉を停止したと伝わった。NYタイムズ紙が伝えた。停戦協議を
継続しないと仲介役のパキスタンに伝えたという。
*パキスタン
・トランプ大統領に期限の2週間延長を要請。
・イランにもホルムズ海峡の開放を要請。
*レビット報道官
・トランプ大統領はパキスタンの提案を承知している。・何らかの回答がある。
*トランプ大統領
(FOXニュースの記者に語る)
・パキスタンに関する提案についてまもなく説明を受ける。
・米国は激しい交渉の最中だ。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【日本】
経常収支(2月)08:50
予想 34900億円 前回 9416億円
予想 24420億円 前回 31450億円(季調済)
貿易収支
予想 30700億円 前回 -6004億円
【NZ】
NZ中銀政策金利(4月)11:00
予想 2.25% 前回 2.25%
【ユーロ圏】
ドイツ製造業新規受注(2月)15:00
予想 2.1% 前回 -11.1%(前月比)
予想 4.9% 前回 3.7%(前年比)
ユーロ圏小売売上高(2月)18:00
予想 0.0% 前回 -0.1%(前月比)
予想 1.9% 前回 2.0%(前年比)
ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(2月)18:00
予想 -0.4% 前回 0.7%(前月比)
予想 -3.1% 前回 -2.2%(-2.1%から修正)(前年比)
米10年債入札(390億ドル)
FOMC議事録(3月17日-18日開催分)
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、本日もイラン関連のニュースに振り回される1日となった。
トランプ大統領が設定した期限が迫る中、米国がイランのカーグ島の軍事標的を空爆と
伝わったほか、トランプ大統領の脅しも相変わらず続き、「1つの文明全体が今夜滅
び、二度と戻ることはないだろう」と投稿。半面、それを受けてイラン側が米国との交
渉を打ち切ったとのニュースも流れた。さらに終盤には、パキスタンがトランプ大統領
に期限の2週間延長を要請し、イランにもホルムズ海峡の開放を要請したとも伝わって
いる。
 目まぐるしい応酬の中、ドル円は瞬間的に160円台に再上昇。ただ、終盤には15
9円台半ばに戻す展開。市場は以前に比べれば比較的落ち着いている印象もある中、本
日はドル高ではなく、円安がドル円を押し上げていた。
 原油相場が急騰する中、インフレ期待の上昇で、ECBや英中銀には年内利上げ期待
が急浮上。それがユーロやポンドに対するドル買いを抑制している可能性がある。一
方、日銀も追加利上げが期待されているものの、ECBや英中銀ほどは迫られおらず、
インフレ懸念を取るか、成長を取るかの選択肢の範ちゅうにある状況。この違いが円安
を誘発していた可能性もありそうだ。
 いずれにしろ、米東部時間の本日夜8時(日本時間8日午前9時)に期限が迫る。
 ユーロドルは堅調に推移し、1.16ドル台を回復。本日の21日線が1.1540
ドル付近に来ているが、その水準を上抜けた。一方、円安の動きもありユーロ円は力強
い動きが見られ185円台を回復した。この水準は2月に上値を拒まれた水準だが、そ
れを突破し186円台を試しに行くか注目される。
 ユーロは底堅い動きが見られている。ECBの早期利上げ期待が急浮上しており、ユ
ーロを下支えしているようだ。エコノミストからは、ユーロ圏のインフレ期待が2%を
大幅に上回った場合、ECBは今月の理事会で利上げを決める可能性もあり得るとの指
摘も出ている。
 利上げは成長を鈍化させることから、ジレンマに陥ることになるが、賃金など長期的
なインフレ期待に焦点を当てるべきだとしている。しかし、もしECBが長期的にイン
フレ目標の2%を達成できると予想するならば、利上げをする必要はないとも指摘。な
お、短期金融市場では現在、65%の確率で4月30日の理事会での利上げを織り込ん
でいる。
 ポンドドルも底堅い動きから、一時1.33ドル台を回復。一方、ポンド円は力強い
動きとなり、212円台を回復した。
 投資家は、エネルギー価格上昇がインフレリスクを高めているため、今後数カ月で英
中銀が利上げするとの予想を強めている。中東紛争がエネルギー価格を押し上げてお
り、エネルギー主導のインフレが英中銀に利上げを促すとの懸念が高まっている。
 短期金融市場によると、9月までに2回の利上げを完全に織り込んでいる。先週時点
では1回の利上げと9月までに2回目の利上げが実施される確率が80%だった。
MINKABU PRESS