14日の東京株式市場は主力株を中心に大きく買い戻され、日経平均株価は一時5万
8000円台回復を目前に捉える大幅高となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比1374円62銭高の5万7877円39銭と急
反発。プライム市場の売買高概算は21億5684万株、売買代金概算は8兆4392
億円。値上がり銘柄数は900、対して値下がり銘柄数は638、変わらずは38銘柄
だった。
きょうの東京市場は、前日にリスク回避目的で軟調だった主力銘柄が買い戻され全体
指数を押し上げた。前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上
昇、ナスダック指数は9連騰と戻り足が鮮明だ。また、半導体関連株への買いが顕著
で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も9連騰で最高値を更新中で、この
日は初の9000大台に乗せた。米国とイランの和平交渉は決裂したものの、その後も
水面下で交渉が進んでいるとの観測が米株高につながっており、東京市場にもこのリス
クオンの流れが波及した。海外ヘッジファンド筋による先物への買いに連動したインデ
ックス買いで日経平均は上げ足を強め、一時1500円近い上昇で5万8000円台目
前まで上値を伸ばす場面があった。もっとも全面高様相ではなく、業種別では33業種
中、18業種の上昇にとどまり、個別株も値上がり銘柄数はプライム市場全体の6割弱
に過ぎなかった。
個別では、キオクシアホールディングス<285A.T>が1兆6000億円台とい
う個別銘柄で歴代1位となる売買代金をこなし、連日の上場来高値を大幅更新した。売
買代金2位をキープしたソフトバンクグループ<9984>や同3位の古河電気工業<5801
>、同4位のフジクラ<5803>とAIデータセンター関連株への物色人気が際立つ。ア
ドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>なども値を飛ばした。JX金属<5016>、三
井金属<5706>が大きく買われ、イビデン<4062>も高い。日本化学工業<4092>がス
トップ高で値上がり率トップとなったほか、カーブスホールディングス<7085>も急騰
した。
半面、ファーストリテイリング<9983>が売りに押され、INPEX<1605>も安
い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も冴えない。キーエンス<6861>が
値を下げ、三菱商事<8058>も下値を探った。メディアドゥ<3678>が値下がり率トッ
プに売られたほか、カチタス<8919>、スター・マイカ・ホールディングス<2975>の
下げも目立つ。長谷工コーポレーション<1808>、三陽商会<8011>も大幅安。
出所:MINKABU PRESS