経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年06月23日(火)05時33分

NY外為市況=一時急落

--------------------------------------
日本時間午前5時33分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  161.60 + 0.30 (+ 0.19%) 161.93 / 161.08
ユーロ・ドル 1.1427 - 0.0044 (- 0.38%) 1.1478 / 1.1419
ポンド・ドル 1.3248 + 0.0016 (+ 0.12%) 1.3273 / 1.3181
ドル・スイス 0.8086 + 0.0015 (+ 0.19%) 0.8097 / 0.8068
------------------------------------
<きょうの材料>
【カナダ】
*消費者物価指数(CPI)(5月)21:30
結果 1.0%
予想 0.8% 前回 0.4%(前月比)
結果 3.2%
予想 3.0% 前回 2.8%(前年比)
*バンス副大統領
・これまでの進展に大きな手応えを感じている。
・ホルムズ海峡の航行の自由を確保するための仕組みを構築した。
・ホルムズ海峡から約1500万バレルの原油が搬出されたのを確認。
・停戦について手応えを感じている。
・技術協議で引き続き進展を図る。
・イラン側が久々にIAEAの査察官の入国を許可。
・イラン交渉については、引き続き取り組んでいく必要がある
・進展がなければ、イランの凍結資金は解除されない。
*トランプ大統領
・ホルムズ海峡の状況は順調。
・ホルムズ海峡は完全に開通している。
・イランと交渉中。今後の展開を見守る
・イランの凍結資金は米国の農産物購入に充てられる。
・ホルムズ海峡から大量の石油が流れ出ている。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツ非製造業PMI(速報値)(6月)16:30
予想 48.9 前回 48.1
ドイツ製造業PMI(速報値)(6月)16:30
予想 50.4 前回 50.1
ユーロ圏製造業PMI(速報値)(6月)17:00
予想 51.5 前回 51.6
ユーロ圏サービス業PMI(速報値)(6月)17:00
予想 49.3 前回 47.7
【英国】
サービス業PMI(速報値)(6月)17:30
予想 50.1 前回 49.3
製造業PMI(速報値)(6月)17:30
予想 53.1 前回 53.9
【米国】
製造業PMI・速報値(6月)22:45
予想 54.6 前回 55.1
非製造業PMI・速報値
予想 51.0 前回 50.7
コンポジットPMI・速報値
予想 52.0 前回 51.5
リッチモンド連銀製造業指数(6月)23:00
予想 8.0 前回 13.0
日銀「消費者物価のコア指標」
米2年債入札(690億ドル)
マックレム加中銀総裁が講演
世界経済フォーラム(WEF)夏季ダボス会議(中国大連、25日まで)
トランプ大統領がペンシルベニア州を訪問
米予備選(メリーランド、ニューヨーク、ユタ)
MSCI年次市場分類見直し
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、ドル円は激しい値動きとなった。序盤は買いが強まり、介入
ポイントとして意識されている162円を試す動きも見られた。しかし、その後に急速
に戻り売りに押される展開が見られた。
 片山財務相がベッセント財務長官とオンラインで会談を行ったと伝わったことがドル
円を押し下げた。ドル高・円安について協議した可能性があるという。162円手前か
ら一気に161.10円付近まで急速に一時下落している。
 介入警戒感を強める展開ではあるが、円は構造的な下落圧力にさらされている。日米
金利差の大きさやドル需要の強さが続く中で円安基調が定着しており、市場では例え日
本の当局が介入したとしても、その効果に疑問も浮上している。過去の介入でも、短期
的にはドル円を数円押し下げる効果があったが、その後は日米金利差などのファンダメ
ンタルズ要因によって再び円安方向へ戻るケースが多く見られた。
 今回もドル円が160円台を突破したことで、介入警戒感は高まっているものの、市
場では「介入だけで円安トレンドを反転させるのは難しい」との見方は根強い。
 NY時間に入ってユーロ売りが強まった。ラガルドECB総裁の発言が伝わり、それ
に反応していた。総裁は「イラン紛争による影響に対して、ECBがより強力な対応を
取る必要はない」との見解を示した。インフレは中期的に目標水準へ回帰する見通しだ
という。ユーロ円は一時184.40円に下落。
 ラガルド総裁は欧州議会議員らに対し、家計は現在の高インフレが長期間続くとは考
えていないと説明。そのためECBは、適切な金融政策運営によってインフレが最終的
に2%へ戻るとの確信を持っていると述べた。また、ECBは引き続き柔軟姿勢を維持
し、理事会ごとに最新の経済指標を精査しながら判断を下すべきだと強調した。
 今回の発言は、ECBが現時点では追加利上げを急ぐ必要はないとの認識を示したも
のと受け止められている。
 ポンドドルはNY時間にかけて買いが優勢となり一時1.3270ドル近辺まで上
昇。一方、ポンド円は214円台半ばに上昇していたが、NY時間に入って円高の動き
が見られており、213円台に値を落とす展開。
 ロンドン時間にスターマー英首相が辞任を発表。新首相は9月までに就任するとして
いる。先週の補欠選挙で当選したバーナム・前マンチェスター市長が次期首相の有力候
補で、労働党内で有力な対抗馬もいないようだ。投資家にとって大きな問題は、バーナ
ム氏が首相に就任した場合、英財政にどのような影響が及ぶかだ。パーナム氏はいまの
ところ、首相としてどのような政策を進めるのかについてほとんど明確にしていない。
 ストラテジストは「市場はバーナム氏の財政政策に対する考え方と、現在の財政ルー
ルが緩和されるかどうかに注目するだろう」と指摘。財政ルールの緩和ならポンド相場
を圧迫する可能性が高まるとの見方を示している。
MINKABU PRESS