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2026年07月09日(木)05時29分

NY外為市況=162円台半ば

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日本時間午前5時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  162.55 + 0.45 (+ 0.28%) 162.71 / 162.03
ユーロ・ドル 1.1420 + 0.0008 (+ 0.07%) 1.1432 / 1.1391
ポンド・ドル 1.3394 + 0.0035 (+ 0.26%) 1.3410 / 1.3322
ドル・スイス 0.8083 + 0.0001 (+ 0.01%) 0.8108 / 0.8064
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<きょうの材料>
【米国】
*卸売在庫(確報値)(5月)23:00
結果 0.1%
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +299.8万(4億1136万)
ガソリン -190.4万(2億1206万)
留出油  -498万(1億0362万)
(クッシング地区)
原油 -5.2万(1961万)
*()は在庫総量
*FOMC議事録
・数人が利上げの根拠を指摘。
・過半数が高インフレが予想に影響を与えるリスク指摘。
・過半数がFOMC声明の短縮にメリットがあると認識。
・大半がAIの影響でインフレ高止まりの可能性を指摘。
・労働市場が当面は安定を維持すると見込む。
・全員が6月の据え置きを支持。
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.580%(WI:4.586%)
応札倍率    2.59倍(前回:2.57倍)
*トランプ大統領
 NATO首脳会議でトルコを訪問中のトランプ大統領の発言が伝わっており「今夜に
もイランを攻撃するだろう」と述べた。「昨夜、われわれは彼らを非常に激しく攻撃し
た。恐らく今夜も再び激しく攻撃するだろう」と述べた。さらに、「少しは事前に警告
するつもりだ。しかし、全てがどうなるか見てみよう。いや、私は彼らに満足していな
い」と付け加えた。
*トランプ大統領
 トランプ大統領はトルコで開催されたNATO首脳会議の場で、地対空ミサイルシス
テム「パトリオット」の迎撃ミサイルについて、ウクライナ国内でのライセンス生産を
容認する方針を明らかにした。
*イラン、「挑発には即座に対応する」と警告
 トランプ大統領の発言にイラン側の反応が伝わっており、イラン最高指導者ハメネイ
師の顧問、アリ・アクバル・ベラヤティ氏はXへの投稿で「われわれは、これまでも何
度となく挑発的な行動には即座に対応することを証明してきた」と述べた。
*IMF、26年の世界の成長見通しを3.0%に若干下方修正
 IMFは本日、最新の世界経済見通し(WEO)の改定版を公表し、2026年の世
界経済の成長見通しを3.0%と、前回4月時点(3.1%)から若干下方修正した。
中東紛争に伴うエネルギーや貿易の混乱という下振れ圧力を、AIブームに伴う旺盛な
テクノロジー需要が相殺し、世界経済全体としては持ちこたえているとの見方を示し
た。
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
RICS住宅価格指数(6月)08:01
予想 -31% 前回 -35%
【中国】
生産者物価指数(PPI)(6月)10:30
予想 4.1% 前回 3.9%(前年比)
消費者物価指数(CPI)(6月)10:30
予想 1.1% 前回 1.2%(前年比)
【ユーロ圏】
ドイツ貿易収支(5月)15:00
予想 147.5億ユーロ 前回 145.0億ユーロ
【米国】
新規失業保険申請件数(06/28 - 07/04)21:30
予想 21.8万件 前回 21.5万件
中古住宅販売件数(6月)23:00
予想 420万件 前回 417万件
日銀支店長会議、地域経済報告
ECB議事録(6月11日開催分)
米30年債入札(220億ドル)
ユーロ圏財務相会合
シュレーゲル・スイス中銀総裁が討論会出席
ウィリアムズNY連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
ローガン・ダラス連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
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 きょうのNY為替市場、ドル円は一旦162.70円付近まで上昇したものの、16
2円台半ばに伸び悩む展開。中東情勢が再び緊迫化し、米国がイランを攻撃。それに伴
って原油が急騰し、米国債利回りも上昇。序盤はドル高を誘発していた。
 トランプ大統領の発言が市場を動揺させた。大統領は、イランとの暫定的な停戦は終
わったとの認識を示した。NATOの年次首脳会議が開かれているトルコのアンカラで
「私としては、もう終わったと思っている。時間の無駄に過ぎない」と述べたほか、
「恐らく今夜もイランを激しく攻撃するだろう」とも述べていた。これを受けてWTI
先物は一時76ドル台に上昇。
 和平合意が完全に崩れるとまでは見られていないものの、しっかりとした合意は形成
されておらず、不安定な状況は続くとも見られている。
 午後に6月分のFOMC議事録が公表され、全員が据え置きを支持していたことが明
らかとなった。一方、数人が利上げの根拠を指摘していたほか、大半がAIの影響でイ
ンフレ高止まりの可能性を指摘していた。タカ派な内容になるのではとも見られていた
が、特に明確なヒントも示されていないことから、為替市場の反応も限定的となった。
 ユーロドルは比較的落ち着いた値動きをし、1.14ドル台での推移が続いた。一
方、円安の流れは続いており、ユーロ円は185円台半ばに上昇。ただ、狭い範囲での
レンジ取引が続いている。
 ユーロは比較的落ち着いているように見えるが、オプション市場ではより慎重なスト
ーリーを示し始めている。トレーダーは再びユーロ安が進むリスクへのヘッジを積み増
しており、リスクリバーサルは、ユーロに対するセンチメントが1週間超ぶりに最も弱
気となっていることを示唆している。
 ユーロドルにとって目先の問題は、まずは原油相場で、中東情勢の再緊迫化により原
油価格が急上昇しているが、ユーロ圏にとっては交易条件悪化リスクが再び意識され
る。また、2つ目の試練としては米経済指標が挙げられる。先週、ウォーシュFRB議
長がECBのフォーラムでより中立的なトーンを示したほか、弱めの米雇用統計もあ
り、FRBの利上げ期待が後退している。それを受けてユーロドルは一時1.1475
ドルまで回復していたが、来週は米消費者物価指数(CPI)の発表があり、この議論
を再び動かす可能性がある。
 ポンドドルは買いが優勢となり、1.34ドル付近に上昇。200日線がその付近に
来ており、突破できるか注目される。ただ、中東リスクが再び高まる中、上値抵抗も強
そうだ。一方、ポンド円は217円台後半に上昇し、2008年以来の高値水準を更
新。
 底堅い動きを見せているポンドだが、アナリストは最近市場をアウトパフォームして
いるポンドは、今後下落に転じるリスクがあるとの見方を示している。「今月は市場心
理が改善しているものの、ポンドが政治リスクから解放されたとは考えていない」と指
摘。
 バーナム氏が7月20日にスターマー英首相の後任に就任する運びとなっているが、
英国の財政余力が限られていることから、バーナム新政権には必然的に圧力が強まると
見ているようだ。また、市場が再び英中銀の据え置きを織り込み進める可能性もあり、
それがポンドの重しになるとの見方を示した。
MINKABU PRESS