--------------------------------------
日本時間午前5時30分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 162.20 - 0.05 (- 0.03%) 162.42 / 161.90
ユーロ・ドル 1.1464 + 0.0044 (+ 0.39%) 1.1483 / 1.1406
ポンド・ドル 1.3538 + 0.0148 (+ 1.11%) 1.3558 / 1.3380
ドル・スイス 0.8052 - 0.0039 (- 0.48%) 0.8115 / 0.8034
------------------------------------
<きょうの材料>
【米国】
*米生産者物価指数(PPI)(6月)21:30
結果 -0.3%
予想 0.0% 前回 0.6%(1.1%から修正)(前月比)
結果 5.5%
予想 6.2% 前回 6.0%(6.5%から修正)(前年比)
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.1%(0.4%から修正)(コア・前月比)
結果 4.7%
予想 5.1% 前回 4.9%(コア・前年比)
*NY連銀製造業景気指数(7月)21:30
結果 15.6
予想 9.2 前回 5.7
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -169.2万(4億0967万)
ガソリン -153.3万(2億1053万)
留出油 +455.6万(1億0818万)
(クッシング地区)
原油 +43万(2004万)
*()は在庫総量
【カナダ】
*カナダ中銀政策金利 22:45
結果 2.25%
予想 2.25% 前回 2.25%
【発言・ニュース】
*トランプ大統領
・年末のインフレは現在よりも低くなると見込む。
・利下げを望む姿勢を改めて表明。
・ウォーシュ議長への敬意を表明。
・米金利は世界最低水準であるべき。
*米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・物価は全体的に緩やかに上昇
・大半の地区で雇用にほとんど変化がないか、変化がないと報告。
・大半の地区で緩やかなから適度な成長が見られる。
・いくつかの地区で自由裁量支出の減少を報告。
*カナダ中銀声明
・連続利上げへの言及を削除。
・利下げへの言及も削除。
・長期的なインフレ期待は依然しっかりと定着。
・経済は改善の兆しを見せている。
・不確実性は依然として高い。
・現在の政策金利は景気回復の維持に適切。
・イラン情勢に伴うコスト上昇圧力が依然物価に反映。
・企業は貿易の不確実性を乗り切る方策を見出している。
・政府支出が成長見通しの上方修正に寄与。
・今年のCPIを2.5%と予測(前回:2.3%)
・来年のCPIは2.0%に鈍化すると予測。
・第2四半期のGDP見通しを年率換算1.5%から2.5%に上方修正。
・26年のGDP見通しを1.2%から0.7%に下方修正。
・27年のGDP見通しは1.6%から1.8%に上方修正。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【英国】
鉱工業生産指数(5月)15:00
予想 -0.2% 前回 0.0%(前月比)
予想 1.1% 前回 -0.2%(前年比)
製造業生産高(5月)15:00
予想 -0.1% 前回 0.4%(前月比)
予想 1.9% 前回 1.0%(前年比)
商品貿易収支(5月)15:00
予想 -230.00億ポンド 前回 -260.46億ポンド
貿易収支
予想 -54.00億ポンド 前回 -84.35億ポンド
【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(5月)18:00
予想 N/A 前回 -10億ユーロ(季調前)
予想 24億ユーロ 前回 13億ユーロ(季調済)
【カナダ】
住宅着工件数(6月)21:15
予想 25.80万件 前回 26.14万件
【米国】
新規失業保険申請件数(07/05 - 07/11)21:30
予想 21.6万件 前回 21.5万件
フィラデルフィア連銀景況指数(7月)21:30
予想 15.0 前回 10.3
小売売上高(6月)21:30
予想 0.3% 前回 0.9%(前月比)
予想 -0.1% 前回 0.8%(自動車除くコア・前月比)
NAHB住宅市場指数(7月)23:00
予想 35 前回 35
中古住宅販売成約指数(6月)23:00
予想 -0.1% 前回 3.8%(前月比)
日銀「生活意識に関するアンケート調査」
ローガン・ダラス連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
シュミッド・カンザスシティ連銀総裁が経済会議出席(質疑応答あり)
IEA世界重要鉱物見通し
ECBブラックアウト期間(金融政策に関する発言自粛)(23日まで)
-----------------------------------
きょうのNY為替市場、ドル安が優勢となり、ドル円は一時161円台に下落。この
日発表の6月の米生産者物価指数(PPI)が前日のCPI同様に予想を下回り、イン
フレ鈍化を示す内容となった。短期金融市場では一時期50%まで高まっていた今月の
FOMCでの利上げの確率が10%程度まで急低下している。ほぼ無くなっている状
況。
ただ、イラン情勢が依然として緊迫化しており、ドルを下支えしている。米軍がイラ
ンへの攻撃を再開したと発表したほか、トランプ大統領がイランでの軍事作戦の拡大支
持に傾いているとも伝わり、軍事作戦拡大には地上軍の派兵も含み得ると報じられた。
ドル円は終了間際になって再び買戻しが入り、急速に162円台に戻す展開となっ
た。原油相場に再び買いが見られており、為替市場もドル高で反応。
一連のインフレ指標を受けて、FRBがここ数日懸念されていたほど積極的な利上げ
を行う必要はないとの見方が強まっている。ただ、短期金融市場では年内1回以上の利
上げはなお織り込まれている状況。
一部からは、「エネルギー価格の影響がインフレ鈍化に大きく寄与したことは事実だ
が、物価の伸び鈍化は幅広い品目に及んでおり、投資家にとって安心材料となった。し
かし、FRBや米経済が安心できる状況になったわけではない。インフレは依然として
絶対水準では高く、足元で原油価格は再び上昇基調にあり、さらにAIは現時点で非常
にインフレを助長する要因となっている」とのコメントも聞かれた。
ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが加速し、1.14ドル台後半まで一時上
昇。本日の上昇で1.1420ドル付近に来ている21日線を再び上回っている。一
方、ユーロ円も186円台まで一時上昇した。
米大手銀が実施した7月の世界のファンドマネジャー調査によると、投資家は引き続
きドルとポンドを割高とみている一方、ユーロについては割安との見方に転じたとい
う。調査ではユーロについて、「割安」との回答から「割高」との回答を差し引いた値
がプラス10%となり、前月の中立(0%)から割安との見方が優勢となったという。
また、アナリストからは、ユーロドルは1.1340ドルのフィボナッチ水準を終値
でサポートされたことで、テクニカル的に反転のシグナルが点灯する可能性があるとの
指摘が出ている。前日と前々日の日足のローソク足がツイーザー・ボトム(毛抜き底)
を形成し、上記21日線を上回って終わっており、そぼ可能性を高める展開。
ポンドドルは買いが加速し、一気に1.35ドル台半ばまで一時上昇。ポンドは対ユ
ーロ、円でも上昇し、独歩高の様相となった。ポンドドルは本日の上げで200日線を
上放れる展開を見せており、明日以降の動きが注目される。
政治的な観測もポンドを下支えしているとの指摘も出ている。ミリバンド・英エネル
ギー相が、次期首相就任が有力視されるバーナム氏の下での財務相候補から外れたとの
観測が出ている。ミリバンド氏は財政拡大を志向し、財政状況を悪化させる可能性があ
るとの懸念が一部で出ていた。なお、バーナム氏は金曜日に労働党党首に正式選出さ
れ、月曜日に首相へ就任する見通しとなっている。
アナリストは、「この話題はポンド相場の材料になり続けると考えている。ただし、
政権移行に向けて詳細が明らかになるにつれ、ポンド相場のリスクは依然としてやや下
方向に傾いているとの見方を維持している」とも述べた。
MINKABU PRESS