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2026年07月30日(木)05時46分

NY外為市況=ドル安が強まる

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日本時間午前5時45分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  163.47 - 0.38 (- 0.23%) 163.91 / 163.23
ユーロ・ドル 1.1466 + 0.0079 (+ 0.69%) 1.1467 / 1.1375
ポンド・ドル 1.3362 + 0.0073 (+ 0.55%) 1.3387 / 1.3279
ドル・スイス 0.8137 - 0.0054 (- 0.66%) 0.8207 / 0.8134
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<きょうの材料>
【経済指標】
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -716.7万(4億0451万)
ガソリン +0.7万(2億1130万)
留出油  +106.2万(1億1063万)
(クッシング地区)
原油 -77.1万(1860万)
*()は在庫総量
*FRB政策金利 30日3:00
結果 3.50~3.75%
予想 3.50~3.75% 前回 3.50~3.75%
【発言・ニュース】
*ウォーシュ議長
・米国債利回りは名目・実質とも大幅に上昇。
・フォワードガイダンス縮小が市場に影響を与えた可能性。
・必要かつ適切であれば、躊躇なく行動。
・設備投資の供給面への影響の時期は予測が難しい。
・設備投資の急増がAIインフラの価格押し上げ。
・ショックによる物価上昇の問題を取り上げた。
・6月のコアCPIは決定に大きな影響を与えなかった。
・債券市場は、経済が堅調かつ安定していると示唆。
・今後しばらくの間、インフレデータを注視。
・数週間後にインフレ対策タスクフォースと協議を行う。
・市場価格は、政策が経済に影響を与える多くの手段の1つに過ぎない。
・インフレ高止まりなら、金利が解決の一部になり得る。
・いまは注意深く考える時期というのが私の判断。
・フォワードガイダンス撤回には一定の移行期間が必要。
・PCEは重要指標であり、これを維持し続ける。
・今後数カ月間に政策への見通しが大幅に前進と予想。
・年末までは会見にコミット。
*FOMC声明
・9対3での据え置き決定。
・ハマック、カシュカリ、ローガン各委員が利上げを主張。
・インフレは高止まり、ショックを一部反映との認識繰り返す。
*ハセット米国家経済会議(NEC)委員長
・ウォーシュ議長が正しい判断を下すと期待。
・ウォーシュ議長の判断を信頼。
・ウォーシュ議長への信頼はかつてないほど高い。
・米国の債務格付けが引き下げられる理由はない。
・長期的な財政は正しい方向に向かっている。
・物価には下落圧力がかかると予想。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
フランス実質GDP(速報値)(第2四半期)14:30
予想 0.1% 前回 -0.1%(前期比)
予想 0.8% 前回 0.9%(前年比)
ドイツ実質GDP(速報値)(第2四半期)17:00
予想 0.1% 前回 0.3%(前期比)
予想 0.6% 前回 0.4%(前年比)
予想 0.6% 前回 0.5%(季調前前年比)
ユーロ圏景況感指数(7月)18:00
予想 96.0  前回 95.0
ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(7月)18:00
予想 -15.9 前回 -15.9
ユーロ圏実質GDP(速報値)(第2四半期)18:00
予想 0.1% 前回 0.0%(前期比)
予想 0.5% 前回 0.5%(前年比)
ユーロ圏失業率(6月)18:00
予想 6.2% 前回 6.2%
ドイツ消費者物価指数(速報)(7月)21:00
予想 0.7% 前回 -0.3%(前月比)
予想 2.6% 前回 2.3%(前年比)
調和消費者物価指数(HICP)
予想 0.8% 前回 -0.2%(前月比)
予想 2.8% 前回 2.4%(前年比)
【英国】
英中銀政策金利(7月)20:00
予想 3.75% 前回 3.75%
四半期報告、ベイリー総裁会見(スーパーサーズデー)
【米国】
個人所得(6月)21:30
予想 0.4% 前回 0.7%(前月比)
個人支出
予想 0.3% 前回 0.7%(前月比)
PCE価格指数(6月)21:30
予想 -0.1% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.7% 前回 4.1%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
予想 3.3% 前回 3.4%(コア・前年比)
新規失業保険申請件数(07/19 - 07/25)21:30
予想 20.2万件 前回 18.7万件
実質GDP(速報値)(第2四半期・前期比年率)21:30
予想 2.1% 前回 2.1%
個人消費
予想 2.3% 前回 0.5%
GDPデフレータ
予想 3.7% 前回 3.6%
コアPCE価格指数
予想 3.6% 前回 4.4%
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 きょうのNY為替市場、午後にFOMCの結果が発表されドル安が強まった。ドル円
は一時163円台前半に急速に下落。FRBは大方の予想通りに政策金利を据え置い
た。3名の委員が利上げを主張し反対に回ったが、声明では「インフレは高止まり、シ
ョックを一部反映」との認識を繰り返していた。
 今回の結果を受けて短期金融市場では利上げ期待が後退し、9月利上げを完全には織
り込めていない。一部からは9月利上げを示唆してくるとの期待もあったが、その後の
ウォーシュ議長の会見では、時間をかけて慎重に判断したい意向も滲ませていた。
 エコノミストからは「議長はインフレ対応への信認回復と、その上で1回以上の利上
げを実施する必要があるかどうかを見極めることとの間に、概念的にも時間的にも一定
の距離を置こうとしていることが確認された」との指摘が出ている。「今回の決定は、
強いメッセージを打ち出すために予測不能な行動を取るのではなく、今後得られる情報
に対し、より予見可能で一貫性のある形で対応する姿勢を示すものだ」とも述べてい
た。
 ユーロドルは1.1465ドル付近に上昇。一方、本日のユーロ円はユーロドルの動
きに追随し、187円台半ばに上昇。上向きの流れを維持しており、年初来高値の18
8円付近を目指す展開が続いている。
 アナリストは、ユーロ圏では原油価格とインフレ期待の相関が米国よりも強いことか
ら、例え米国とイランが恒久的な和平で合意したとしても、ユーロが恩恵を受けるとは
限らないとの見方を示している。FRBの利上げ観測は最近、原油価格との連動性が薄
れている一方、ECBの金融政策の見通しは依然としてインフレリスクに左右されてい
ると指摘。今月初めに原油価格が再び上昇した局面では、ユーロ圏の1年先インフレ期
待は上昇していたものの、米国のインフレ期待は低下していたという。
 また、市場が織り込むFRBの利上げ観測は強気過ぎるとの見方を示した上で、「原
油価格が下落した場合でも、その見方が修正されるかどうかは不透明。そのため、こう
した状況が変わらない限り、ユーロドルは上昇しにくい」と述べていた。
 ポンドドルは一時1.33ドル台後半に上昇。一方、ポンド円は218円台半ばに上
昇し、21日線をしっかりと維持した。
 明日は英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果が公表されるが、アナリストは「今
回は据え置きの公算が大きく、英財政を巡る不透明感も続いていることから、ポンドは
下落の反応を示す可能性がある」との見方を示した。
 委員の投票行動は前回同様に7対2で決定されると予想しており、グリーン委員とピ
ル委員の2人が再び利上げを支持すると見ているようだ。一方、利上げ支持が2人を上
回る可能性や、ベイリー総裁が今秋の追加利上げを示唆するリスクもあるとも指摘して
いる。そうしたタカ派的な材料が示されなければ、バーナム首相の下で続く財政運営へ
の不透明感が引き続きポンドの重しとなるため、ポンドには緩やかな下落圧力がかかる
と見ているという。
MINKABU PRESS