15日の東京株式市場は主力のAI・半導体関連株に売りがかさみ、全体を大きく押
し下げた。日経平均株価は史上3番目の下げ幅を記録。一気に6万4000円台まで突
っ込み、9月後半以来の水準に沈んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比3318円34銭安の6万4425円95銭と6
日続落。プライム市場の売買高概算は30億2794万株、売買代金概算は10兆14
01億円。値上がり銘柄数は564、対して値下がり銘柄数は948、変わらずは40
銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオフが加速した。前日の米国株市場では主要3指数がそろ
って下落。物価指標の上振れを受け、早期の米追加利上げ観測が再燃したことが嫌気さ
れた。新興AIインフラ企業の財務懸念がにわかにクローズアップされ、特にハイテク
株への売りが強まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%を超える下げと
なった。きょうの日本株もこの流れを引き継いだ。半導体株の影響が大きい韓国KOS
PIも急落し、一時サーキットブレーカーが発動した。後場に入り、注目の台湾TSM
C<TSM>の7~9月期決算が明らかになった。売上高、純利益とも四半期として過
去最高更新と良好な内容だったが、これに対する日本株の好反応は限られた。業種別で
は33業種中23業種が下落。プライム銘柄の6割以上が値下がりした。売買代金は約
1カ月ぶりに10兆円を上回った。
個別ではキオクシアホールディングス<285A.T>やアドバンテスト<6857>、
レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、フジクラ<5803>が大幅安となり、ソフ
トバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、TDK<6762>も水準を切り
下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や日立製作所<6501>、三菱商
事<8058>、三菱重工業<7011>、任天堂<7974>も安い。IDOM<7599>、メイコ
ー<6787>が急落した。
半面、良品計画<7453>が大幅高。住友ファーマ<4506>が値を飛ばし、武田薬品工
業<4502>や大塚ホールディングス<4578>、アステラス製薬<4503>が値上がりし
た。KDDI<9433>やバンダイナムコホールディングス<7832>、三菱地所<8802>
が高い。ファーストリテイリング<9983>はしっかり。PR TIMES<3922>が急
騰した。
出所:MINKABU PRESS