28日の東京株式市場は前日に続きAI・半導体関連株への買いが優勢となり、日経
平均は一時6万4000円台を回復する場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比685円82銭高の6万3954円19銭と大幅
続伸。プライム市場の売買高概算は23億8210万株、売買代金概算は8兆742億
円。値上がり銘柄数は432、対して値下がり銘柄数は1096、変わらずは25銘柄
だった。
きょうの東京市場は半導体セクターをはじめAI周辺の主力銘柄への買いが顕著とな
り、日経平均を押し上げた。前日の欧米株市場で半導体関連株が買われた流れを引き継
いでリスク選好ムードが強い。米国ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)
が大幅高となり、東京市場でも投資家のセンチメントを強気に傾けた。韓国KOSPI
が急騰したことも追い風となっているが、これは韓国SKハイニックス<SKHY>が
この日発表した26年7~9月期決算が好調を極め、大きく買われたことが背景にあ
る。ただ、物色対象はAI関連株に集中している。TOPIXは小幅マイナス圏で着地
したが、個別株をみると値下がり銘柄数が1000を上回り、プライム市場全体の7割
の銘柄が下落するいびつな地合いとなっている。なお、売買代金は膨らみ、前週末以来
3日ぶりに8兆円台に乗せた。
個別では、断トツの売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<285A.T
>が13%を超える急騰を演じたほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<
6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が買われ、太陽誘電<6976>、イビ
デン<4062>も値を飛ばした。信越化学工業<4063>、ルネサスエレクトロニクス<
6723>なども高い。JX金属<5016>も上昇した。さくらインターネット<3778>、M
ARUWA<5344>はいずれもストップ高に買われた。シマノ<7309>、アンリツ<
6754>などの上げも目立った。
半面、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>は売りが優勢だった。トヨタ自動車
<7203>が軟調、キヤノン<7751>も安く、カプコン<9697>は急落した。コナミグル
ープ<9766>の下げも目立つ。トーメンデバイス<2737>が値下がり率トップに売り込
まれ、山崎製パン<2212>も大幅安。サッポロビール<2501>、キリンホールディング
ス<2503>なども下値を探った。キッコーマン<2801>も下落した。
出所:MINKABU PRESS