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2024年06月25日(火)22時32分

NY外国為替序盤=神経質な展開続く

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日本時間午後10時31分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  159.65 + 0.03 (+ 0.02%) 159.71 / 159.19
ユーロ・ドル 1.0702 - 0.0031 (- 0.29%) 1.0744 / 1.0701
ポンド・ドル 1.2678 - 0.0008 (- 0.06%) 1.2702 / 1.2675
ドル・スイス 0.8940 + 0.0010 (+ 0.11%) 0.8942 / 0.8913
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 日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=159.65円。ドル円はNY時
間にかけてやや買い戻しが入っており、159.65円付近で推移している。本日は東
京時間に159円台前半まで値を落とす場面も見られていたが、160円を試す動きは
続いている。一方、160円に接近すると介入警戒感もあるようで、6月期末を向かえ
て、円相場は159円台での神経質な展開が続いている。
 ただ、状況に変化はない。日米の金利差がドル円の下値を支えており、FRBの利下
げ観測が期待ほど高まらない一方、日銀は正常化に慎重姿勢も垣間見せている。この状
態はしばらくは解消しそうにないことから、ドル買い・円売りの需要は根強いようだ。
 前日のドル円は急速に下落する場面が見られたが、日銀当座預金残の明日の予測値か
らは、どうも介入ではなかったようだ。160円を超えると口先介入は活発に出そうだ
が、現在の緩やかな上昇から、実弾介入は前回の160円台前半よりも上になるとの見
方が多いようだ。
 ただ、期待したほどではないとは言え、市場は年内のFRBの利下げ開始を視野に入
れる中で、ロング勢も以前ほどの積極的な買いは躊躇している模様。少なくとも今週の
5月の米PCEデフレータに対する反応を待ちたいところのようだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は160円に観測され
ている。
25日(火)
158.75 (5.3億ドル)
160.00 (14.1億ドル)
MINKABU PRESS