きょうの欧米市場の注目材料としては、米FRB関係者発言がある。先週の米消費者
物価指数と小売売上高の弱い結果を受けて、市場では米国の利下げ期待が再燃、現状で
は9月と12月の年内2回の利下げを織り込む動きが広がっている。ただ、米FRB関
係者は物価に対する慎重な見通しを崩していないように見られ、関係者の物価統計など
を受けての発言が注目される。
今日から開催されるアトランタ連銀主催のカンファレンスで、ボスティック同連銀総
裁が21時45分から開会挨拶を行うほか、バーFRB副議長が22時から基調講演を
行う。そのほか、22時からタカ派で知られるウォラーFRB理事が「米ドルの国際的
役割」という会議での開会挨拶、23時半からジェファーソンFRB副議長が経済と住
宅価格についての講演などを行う予定となっている。