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2025年09月17日(水)11時48分

東京株式(前引け)=続伸、朝安後に切り返すも値下がり銘柄が7割超

 17日前引けの日経平均株価は前営業日比93円52銭高の4万4995円79銭と
続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億8071万株、売買代金概算は2兆2
491億円。値上がり銘柄数は347、対して値下がり銘柄数は1225、変わらずは
47銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方はリスク回避の地合いでポジション調整の売りが
優勢となり、日経平均は下値を試す展開に。しかし、その後は日経平均寄与度の高い銘
柄が買われプラス圏に切り返して前場の取引を終えている。FOMCの結果とパウエル
FRB議長の記者会見を控え、持ち高を軽くする動きが見られたものの下値を売り込む
動きには発展していない。朝方ドル安・円高方向に振れた為替市場も取引時間中に円安
方向に押し戻されたことで、ハイテク株の一角などにプラスに作用したもようだ。な
お、値下がり銘柄数の多さが目立っており、全体の76%の銘柄が下落している。
 個別では売買代金トップとなった東京エレクトロン<8035>が大きく上値を伸ばした
ほか、売買代金2位のディスコ<6146>も活況商いで前日の大幅高に続いて上値追い継
続。ソニーグループ<6758>がしっかり、KOKUSAI ELECTRIC<6525>
も物色人気。ティラド<7236>が急騰、カルビー<2229>の上げ足の強さも際立つ。半
面、キオクシアホールディングス<285A.T>が軟調、フジクラ<5803>、レーザ
ーテック<6920>も冴えない。IHI<7013>も売りに押された。プロレド・パートナ
ーズ<7034>が値下がり率トップに売られ、TOKYO BASE<3415>も急落。K
Lab<3656>も大きく下値を探った。
出所:MINKABU PRESS