16日前引けの日経平均株価は前営業日比136円01銭高の4万4904円13銭
と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億750万株、売買代金概算は2兆6
154億円。値上がり銘柄数は1098、対して値下がり銘柄数は454、変わらずは
66銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でハイテクセクターを中心に大きく
買われたことを背景に日経平均株価は続伸し、朝方に4万5000円台に乗せる場面が
あった。米株市場では半導体関連が高く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指
数)が8連騰と気を吐き連日で史上最高値を更新していることから、東京市場にもこの
流れが波及した。しかし、その後は目先利益確定の売り圧力も表面化し、日経平均は一
時マイナス圏に沈むなど上値の重さも意識されている。
個別では売買代金トップのディスコ<6146>が大幅高に買われたほか、東京エレクト
ロン<8035>も堅調。IHI<7013>も買いが優勢。ソシオネクスト<6526>が高く、
トヨタ自動車<7203>も上昇した。富士石油<5017>がストップ高人気となり、日本ケ
ミコン<6997>も大きく株価水準を切り上げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>
が軟調、サンリオ<8136>、任天堂<7974>も冴えない。WOWOW<4839>が急落、
ANYCOLOR<5032>、くら寿司<2695>、ラクスル<4384>なども大幅安。
出所:MINKABU PRESS