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日本時間午後10時30分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 147.35 - 0.06 (- 0.04%) 147.65 / 147.13
ユーロ・ドル 1.1715 + 0.0007 (+ 0.06%) 1.1727 / 1.1683
ポンド・ドル 1.3543 + 0.0015 (+ 0.11%) 1.3563 / 1.3513
ドル・スイス 0.7968 - 0.0007 (- 0.09%) 0.7992 / 0.7962
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日本時間午後10時30分現在のドル円は1ドル=147.35円。きょうの為替市
場、先ほど発表の8月の米生産者物価指数(PPI)が前月比で予想外の低下となり、
市場の米利下げ期待をさらに強化している。ただ、為替市場は激しい上下動に留まって
おり、ドル円は147円台での推移に変化はない。
明日の米消費者物価指数(CPI)も要確認ではあるが、来週のFOMCでの利下げ
はほぼ確実のようだ。ただし、0.50%ポイントの大幅利下げへの期待までは高まっ
ていない。来週のFOMCではFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表
されるが、委員が年内あと何回の利下げを見込んでいるかが焦点となりそうだ。現在、
短期金融市場では来週を含めてあと2回の利下げを完全に織り込み、75%の確率で3
回を織り込んでいる状況。
円相場は10月4日の自民党の総裁選の行方も注視しているようだ。ドル円と日本国
債の方向性は総裁選の結果次第となる可能性があるとの指摘まで出ている。現在、政治
情勢を背景に日銀による利上げが遅れるとの観測も広がっているようだ。
総裁によっては拡張的な財政政策が予想され、それは日本国債にとってマイナスとな
り、円安シナリオだが、日本株にとっては成長を促す環境となるとの見解も出ている。
ストラテジストからは、米利下げといった外部要因が円の追い風となる局面でも、日
本の政治的不透明感が円高を妨げる可能性があるとし、ドル円の見通しを上方修正する
動きも出ている。年末予想を従来の140円から144円に引き上げた。市場は、9月
と10月の日銀決定会合で利上げに踏み切る可能性をすでに低下させているとも指摘し
ている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
11日(木)
146.50(9.0億ドル)
12日(金)
147.40(13.8億ドル)
MINKABU PRESS