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2025年09月09日(火)05時32分

NY原油引け速報=反発、10月以降の生産枠引き上げ幅は限定的

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ニューヨーク原油(NYMEX)
                      帳入値  前日比
    原油     2025/10 62.26 + 0.39
        2025/11 61.87 + 0.41
        2025/12 61.62 + 0.44
                     帳入値  前日比
ヒーティングオイル 2025/10 231.19 + 2.49
2025/11 229.92 + 2.20
改質ガソリン 2025/10 195.86 - 0.56
2025/11 190.15 - 0.16
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 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は0.39~
0.41ドル高。その他の限月は0.44~0.54ドル高。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が10月から日量166万バレル規
模の自主減産の解消を始めることで合意したものの、毎月の生産枠の引き上げ幅が日量
13万7000バレルと、8月や9月の日量54万7000バレルと比較すると限定的
であることが週明けの相場を押し上げた。ただ、サウジアラビアが10月の公式販売価
格(OSP)を全ての地域で引き下げたことは重し。主要油種アラブライトのアジア向
け価格は1ドル引き下げられた。市場予想のOSP引き下げ幅は0.60ドルから
0.90ドルだった。
 改質ガソリンの期近2限月は続落。ヒーティングオイルの期近は反発。ロシアの製油
所に対するウクライナ軍の攻撃が続くなか、ヒーティングオイルを含む留出油の供給不
足が警戒されている。
MINKABU PRESS