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2024年06月22日(土)05時34分

NY貴金属引け速報=金・銀がドル高から急反落、PGM系貴金属は続伸

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金 24/ 8 2331.2 - 37.8 プラチナ  24/ 7 996.4 + 12.1
24/12 2376.7 - 38.0       24/10 1,008.1 + 11.4
銀 24/ 7 2961.4 -120.7 パラジウム 24/ 9 924.60 + 9.10
  24/ 9 2994.2 -120.6       24/12 927.00 + 5.00
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 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金は38.9~37.4ドル安、中心限
月の8月限が37.8ドル安、銀が120.9~119.5セント安、中心限月の7月
限は120.7セント安。
 金8月限は急反落。時間外取引では、ドル高にも地政学的リスク、テクニカル要因か
ら続伸となり、終盤、11ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、序盤こそ買
い優勢で推移したが、5月の米中古住宅販売件数が事前予想を上回ったこと、米10年
債利回り上昇、ドル高から売りを浴び軟調な展開を強いられた。前半から下げ足を速め
る急落となった。後半の取引で一段安となり、前日の上げ幅を以上の下落で引けた。
 銀7月限は、時間外取引から反落。日中取引に入ってからも金の急落に戻りを抑えら
れた。中盤で下値の堅さを示したが、終盤に下げ幅を拡大した。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムとも続伸。前日比は、プラチナ
が10.1~12.1ドル高、中心限月の7月限が12.1ドル高、パラジウムが3.
20~12.70ドル高、中心限月の9月限は9.10ドル高。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、金続伸、現物価格の堅調な値動きから買い
優勢となり、終盤に約16ドル高で推移。日中取引では、金の急反落からいったん上げ
幅を削る動きとなった。しかし前半で押し目買いが喚起されて戻し、一時1000ドル
台を回復した。パラジウムが続伸となったことが追い風となった。
 パラジウム9月限は、時間外取引から大幅続伸となり、終盤も26ドル超の上昇幅を
維持した。日中取引に入り、いったん上げ幅を縮小したが、買い意欲は強く、再上昇と
なった。終盤に戻り売りが出たが小高く引けた。
MINKABU PRESS