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大 豆 2025/05 977.00 -34.50
2025/07 993.00 -33.25
コーン 2025/05 457.50 + 2.75
2025/07 465.50 + 1.75
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米トランプ関税と中国の報復関税など関税の応酬を受けた米輸出不安の高まりで大豆
は期近から暴落、コーンはトランプ関税が重石になるも米産地の荒天を受け、期近の主
要限月は反発。
大豆は期近から暴落。終値の前営業日比は34.50~19.00セント安。中心限
月の5月限は34.50セント安の977.00セント。
米トランプ政権による相互関税および自動車の輸入関税引き上げ発表後、中国が米国
からの輸入品に対する関税を引き上げるなど報復関税の応酬が見られるなか、米国の中
国向け輸出の大幅停滞懸念が強まり大きく下落。5月限は一時、昨年12月19日以来
の安値まで下落。終値ベースでも30セントを上回る下げ幅を記録し1000セントを
割り込んだ。
コーンは期近の主要限月は反発、他は軟調。終値の前営業日比は2.00セント安~
2.75セント高。中心限月の5月限は2.75セント高の460.25セント。
米トランプ政権による関税政策とこれを受けた世界景気不安が上値抑制要因になった
が、米国のコーン輸出における中国依存度は大豆よりも低いため期近の主要限月におい
てはトランプ関税によるインパクトは大豆よりも低い一方で、米産地の荒天とこれによ
る作付着手遅れに対する警戒感が意識され買い優勢で運ばれた。
MINKABU PRESS