20日前引けの日経平均株価は前日比42円77銭安の3万8445円57銭。前場
のプライム市場の売買高概算は7億5522万株、売買代金概算は2兆469億円。値
上がり銘柄数は624、値下がり銘柄数は919、変わらずは83銘柄だった。
日経平均株価は小幅安。前日の米株式市場は、奴隷解放記念日(ジューンティーン
ス)の祝日で休場だった。やや様子見姿勢も強まるなか、寄り付きの日経平均株価は小
幅に値を下げてスタートしたが、下値には買いが入りプラス圏に浮上。午前10時過ぎ
には一時150円を超える上昇となった。半導体関連株などが相場を押し上げた。しか
し、上値は重く買い一巡後は再びマイナス圏に下落した。イスラエルとイランの軍事衝
突による地政学リスクが高まるなか、米ホワイトハウスのレビット報道官は19日に、
トランプ米大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明。米国が軍
事行動に踏み切ることを警戒する売りが強まった。為替相場は1ドル=145円20銭
前後と前日夕方に比べ横ばい圏で推移している。
個別銘柄では、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が軟調で、任天堂<7974>やサ
ンリオ<8136>が値を下げた。ファーストリテイリング<9983>やソニーグループ<
6758>が安い。半面、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>、レーザーテック<
6920>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やトヨタ自動車<7203>
が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS