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日本時間午後10時54分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 146.59 + 0.26 (+ 0.18%) 146.61 / 145.76
ユーロ・ドル 1.1690 - 0.0030 (- 0.26%) 1.1750 / 1.1687
ポンド・ドル 1.3551 - 0.0035 (- 0.26%) 1.3620 / 1.3545
ドル・スイス 0.7976 + 0.0033 (+ 0.42%) 0.7978 / 0.7920
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日本時間午後10時54分現在のドル円は1ドル=146.59円。 きょうの為替
市場、ドル円は東京時間に一旦145円台に下落していたものの、海外時間にかけて1
46円台に戻している。NY時間に入ってややドル高の動きが見られている。朝方発表
の米新規失業保険申請件数が米労働市場の底堅さを示しており、FRBの早期利下げ観
測が後退している。
前日のNY時間の夕方にトランプ大統領が8月1日から銅に対して50%の関税を課
すと正式に発表。ブラジルにも50%の関税を8月1日に賦課することも表明した。そ
れに対して為替市場はドル安の反応を見せ、ドル円は東京時間に145円台に下落して
いた。関税が貿易相手に広範囲に適用されれば、他国以上に米国への影響が大きいとし
ている。
関税政策やFRBの独立性を巡る政策の不確実性、財政不安、米国資産からの分散な
どがドル安要因として挙げられ、中長期的なドル安を見込む声も多いが、関税とインフ
レ期待、FRBの動向から考えれば、短期的にはドル高との見解も少なくない。そのよ
うな中、アナリストからは、方向感のない展開が、しばらく続くのではとの指摘も出て
いる。
ドル円は100日線が145円台後半に来ており、その水準が目先の下値サポートと
なっている模様。テクニカル的には底打ちの兆候も出ているものの、上値に慎重な雰囲
気に変化はない。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147円に観測されてい
る。
10日(木)
147.00(8.3億ドル)
MINKABU PRESS