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2025年11月21日(金)00時37分

修正:米株式市場序盤=大幅続伸

 ※12月5日に11月分の米雇用統計を発表とお伝えしましたが、11月分は12月
16日(火)の発表です。お詫びして訂正いたします。
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米東部時間午前10時35分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 46795.56 + 656.79 (+ 1.42%) 46843.69 / 46567.51
ナスダック総合指数  23109.52 + 545.29 (+ 2.42%) 23138.46 / 22994.79
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は大幅に続伸の一方、ナスダックも大幅に反発して
いる。前日比は、ダウ工業株30種平均が656.79ドル高の4万6795.56ド
ル、ナスダック総合指数が545.29高の2万3109.52。
 前日引け後のエヌビディア<NVDA>の決算を受けて、ひとまず安心感が広がってい
る。また、この日発表の9月分の米雇用統計をも、米株式市場の上げ幅を伸ばした。I
T・ハイテクのみならず、本日は全セクターに渡って買い戻しが入っている。
 エヌビディアのフアンCEOは「ブラックウェウの需要が桁違いに強い」と述べ、A
Iバブル論を否定し、同社は予想を上回る第4四半期の売上見通しを示していた。同社
の力強いガイダンスは、慎重ムードが強まっていたAI関連への投資心理を押し上げ、
IT・ハイテク株の買戻しを誘っている。
 半面、一部からは、エヌビディアの数字は依然として極めて力強いものだが、成長や
市場シェアの観点ですでにピークに達しているのではとの疑問も投げかけられている。

 前日公表のFOMC議事録では、労働市場の減速とインフレのどちらがより大きなリ
スクかについてFRB内で意見が割れており、「今年はこれ以上の利下げは不要」とす
る委員が多数派を占めていた。短期金融市場では12月FOMCでの利上げ確率を3
5%程度まで低下させていた。
 しかし、取引開始前に発表の9月分の米雇用統計を受けて、利下げの確率が45%程
度に再び上昇。非農業部門雇用者数(NFP)は予想を上回る増加を示していたもの
の、失業率が4.4%に上昇したほか、NFPは8月分が減少に下方修正されていた。
平均時給も鈍化の兆しを見せている。
アップル<AAPL> 274.14(+5.58 +2.08%)
マイクロソフト<MSFT> 492.16(+5.95 +1.22%)
アマゾン<AMZN> 226.55(+3.86 +1.73%)
アルファベットC<GOOG> 304.95(+11.96 +4.08%)
アルファベットA<GOOGL> 304.55(+11.74 +4.01%)
テスラ<TSLA> 428.03(+24.04 +5.95%)
エヌビディア<NVDA> 194.08(+7.56 +4.05%)
メタ<META> 602.90(+12.58 +2.13%)
AMD<AMD> 228.79(+5.24 +2.35%)
イーライリリー<LLY> 1048.78(-0.82 -0.08%)
MINKABU PRESS