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2026年04月14日(火)05時29分

NY外為市況=後半に伸び悩む

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日本時間午前5時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  159.42 + 0.15 (+ 0.09%) 159.86 / 159.29
ユーロ・ドル 1.1759 + 0.0036 (+ 0.31%) 1.1765 / 1.1658
ポンド・ドル 1.3506 + 0.0044 (+ 0.33%) 1.3509 / 1.3381
ドル・スイス 0.7838 - 0.0049 (- 0.62%) 0.7934 / 0.7830
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<きょうの材料>
*米中古住宅販売件数(年率)(3月)23:00
結果 398万件
予想 405万件 前回 413万件(409万件から修正)
*トランプ大統領
・米国が実施する封鎖海域で米艦船に接近するイラン船舶は攻撃対象になる。
・封鎖海域に近づけば、海上で麻薬密輸船に対して行っているのと同様の方法で直ちに
排除する。
*トランプ大統領
・イラン側がけさ接触してきた。
・彼らは合意をまとめたがっている。
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・原油高がどの程度の期間続くかに左右。
・1バレル90-100ドル超が何カ月も続くようなあら、経済見通しを考えざるを得
ない。
・エネルギー価格が長期に渡り高止まりすれば、消費者心理悪化。
・消費者信頼感やセンチメントが悪化しても驚きはない。
・これまで米経済を支えてきた最大の要因は消費。
・エネルギー価格上昇は最終的に航空運賃や食品価格にも波及する可能性。
*パキスタンのシャリフ首相
・米国とイランの対立解決に向けた取り組み継続。
・停戦は依然として維持されている。
・いまこの瞬間も、両国の問題の解消に向けた努力が継続。
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<明日の材料と事前予想>
【中国】
貿易収支(3月)(ドル建て)時刻未定
予想 1080.0億ドル 前回 909.8億ドル
【日本】
鉱工業生産(確報値)(2月)13:30
予想 -2.1% 前回 -2.1%(前月比)
予想 0.3% 前回 0.3%(前年比)
設備稼働率
予想 N/A 前回 2.9%(前月比)
【米国】
生産者物価指数(PPI)(3月)21:30
予想 1.2% 前回 0.7%(前月比)
予想 4.6% 前回 3.4%(前年比)
予想 0.6% 前回 0.5%(コア・前月比)
予想 4.1% 前回 3.9%(コア・前年比)
日本20年利付国債入札(7000億円程度)
ベイリー英中銀総裁が討論会出席
ラガルドECB総裁が講演
マクルーフ・アイルランド中銀総裁が講演
バーFRB理事、米経済について講演(質疑応答なし)
バーFRB理事、ボストン・リッチモンド・フィラ連銀総裁、討論会出席(質疑応答あ
り)
グールズビー・シカゴ連銀総裁、イベント講演(質疑応答あり)
バンス米副大統領「ターニング・ポイント・USA」演説
IMF世界経済見通し・世界金融安定報告書
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 きょうのNY為替市場、ドル円は後半に戻り売りが強まり159円台前半に下落。週
末にパキスタンのイスラマバードで行われた和平協議では、バンス副大統領率いる米代
表団とイラン側の間で合意には至らなかった。見通しは一段と不透明になっている。
 前半は原油高・株安の動きの中、ドル円は買いが優勢となり、159円台後半に上
昇。ドル高というよりも円安がドル円を押し上げていた。ただ、160円にはなお慎重
な中、後半に戻り売りに押されている。
 米国によるホルムズ海峡封鎖計画の期限を迎えたが、原油相場が急速に下落し、米国
債利回りも低下。株も買い戻されたことから、ドル円にも戻り売りが入った模様。仲介
役のパキスタンのシャリフ首相が「解決に向けた取り組みが継続している」との発言が
伝わっていたが、両国の水面下での交渉は継続している模様。
 また、ニュースの割には以前ほどの激しい反応も見られていなかった印象もある。協
議がまとまらない可能性はある程度織り込まれていた面も指摘されているが、投資家は
日々の中東関連ニュースのヘッドラインへの反応が鈍くなりつつあるとの指摘も出てい
た。投資家が、経済指標とファンダメンタルズを中心とした、通常の環境に慎重に戻る
可能性は十分にあるという。
 ユーロドルは1.17ドル台を回復。200日線と100日線にサポートされた格好
となり、1.20ドル回復を目指した本格的なリバウンド相場への期待を温存した。一
方、ユーロ円は円安の動きも加わり、187円台に上昇。最高値を更新していた。
 アナリストは、ユーロ圏のインフレ動向とそれに対するECBの対応が、今後の主要
なドライバーになると指摘している。中東紛争の展開と、それが世界のインフレに与え
る影響を巡る不透明感は依然として根強い。そのような中で投資家は、紛争による供給
ショックがエネルギー主導のインフレを引き起こし、ECBが利上げに踏み切る可能性
を懸念している。
 短期金融市場では、年内にECBが0.25%の利上げを2回実施することが完全に
織り込まれているほか、3回目も80%程度の確率で織り込んでいる。ただ、今月の理
事会については、据え置きの見方がなお優勢のようだ。
 ポンドドルも買いが優勢となり、強い上値抵抗も観測されている1.35ドル台を回
復。一方、ポンド円は一時215円台に上昇し、年初来高値に顔合わせした。
 本日は英国の人材紹介・派遣会社の業界団体(REC)が3月の雇用統計を発表して
いたが、イラン紛争が3月の英労働市場にほとんど影響を与えなかったことを示した。
RECの雇用統計によると、3月の正規雇用者数は減少したものの、前月比の減少率は
僅かなものに留まった。
 アナリストは、このデータは政策当局者にある程度の安心感を与えるはずだと述べて
いる。それでも、中東関連のニュースと原油価格が短期的にはポンドの基調を決めると
予想している。
MINKABU PRESS